ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.05.31 12:58
更新日: 2021.05.31 13:03

【動画】トヨタが“WRCハイブリッド時代”を戦うラリー1車両のテストを初公開


 WRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racingは5月28日、2022年シーズンに向けて現在開発を進めている新型ラリーカーのテストを開始したと発表。同年より採用される新規定“ラリー1”に準じた新型車両の走行映像を初公開した。
 
 来季以降も引き続きシリーズに参戦することをアナウンスし、すでに新型車両を公開しているMスポーツ・フォード、ヒュンダイ・モータースポーツに続いて初公開されたトヨタの新型WRCマシン。まだその名称やベースモデルに関する正式発表はなされていないが、『トヨタGRヤリス』がそれに該当することは想像に難くないだろう。

 2022年から導入されるラリー1規定では、全車がドイツのコンパクト・ダイナミクス社が供給するワンメイク・ハイブリッドシステムを搭載することになっており、既存の1.6リットル直列4気筒直噴ターボエンジン(GRE)と組み合わせた新しいパワートレインを構成する。
 
 また、シャシーはベース車選択の幅を広げるパイプフレーム構造を導入。コスト削減の観点から現行WRカーに備わるアクティブ・センターデフは廃止されることになっている。
 
 新型マシンを開発中のTOYOTA GAZOO Racing WRTはチームの拠点であるフィンランドで作業を進めるとともにヨーロッパでテストを繰り返し行い、モンテカルロで開幕する2022年シーズンに向け、ニューマシンの公認を取得する予定だ。


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