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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.06.05 13:28

トヨタ、不利な先頭スタートのオジエが初日3番手「自分たちの仕事に満足」/WRCイタリア

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ラリー/WRC | トヨタ、不利な先頭スタートのオジエが初日3番手「自分たちの仕事に満足」/WRCイタリア

 WRC世界ラリー選手権第5戦イタリアが6月3日に開幕した。翌4日に競技初日のデイ1が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはトヨタ・ヤリスWRCで参戦するセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組が総合3番手、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組が総合4番手につけている。一方、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組はマシントラブルのためデイリタイアを喫した。

 第4戦ポルトガルでエバンスとオジエがワン・スリー・フィニッシュを飾り、選手権3部門でランキングトップに立っているトヨタ。そんななか迎えた第5戦『ラリー・イタリア・サルディニア』はグラベル(未舗装路)ラリーの第2ラウンドだ。

 サルディニア島を舞台とするこのラリーは昨年、新型コロナウイルスの影響で10月に開催されたが、今季は例年と同じ6月のスロットに戻っている。そんなWRCイタリア・ラウンドの競技初日は好天に恵まれ、気温もかなり上昇するコンディション下で行われることに。

 これは選手権リーダーであるため出走順1番手で初日のステージに臨むオジエにとっては不利な路面コンディションとなることを意味する。しかし、WRC7冠王者は1日を通して出走順の不利をさほど感じさせない好走をみせ、8本のステージのうち5本で3番手以内のタイムを記録。一時は総合2位につけてみせた。
 
 最終的には総合2位と16.8秒差の総合3位でデイ1を終えたオジエは明日以降、比較的遅めの出走順となることから、さらなる上位を目指す。

「とてもいい1日だったし、自分たちの仕事に満足している」と語ったオジエ。

「とくに午前中は調子が良く、新しい2本のステージでは(他の選手たちに)差をつけることができたと思う。コドライバーのジュリアン(・イングラシア)とともに、レッキでいい仕事をして完成度の高いペースノートを作成できたからこそ、自信を持ってプッシュすることができたんだ」

 オジエと同様に早い出走順による不利な状況でラリー初日をスタートさせたエバンスは、チームメイトと比べるとクルマに対するフィーリングがそれほど良くなく、タイムも思うように伸びなかった。それでも午後にはペースを取り戻し、総合4番手で1日目を終えた。なお、オジエとのタイム差は25.8秒、総合5位の選手とは1.2秒差だ。

エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第5戦イタリア
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第5戦イタリア
勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第5戦イタリア
勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第5戦イタリア
2021年WRC第5戦イタリア カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)
2021年WRC第5戦イタリア カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)

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