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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.06.27 20:20
更新日: 2021.06.28 13:50

勝田貴元2位、サファリで初表彰台! 僚友オジエと1-2フィニッシュ/WRC第6戦ケニア

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ラリー/WRC | 勝田貴元2位、サファリで初表彰台! 僚友オジエと1-2フィニッシュ/WRC第6戦ケニア

 6月27日、WRC世界ラリー選手権第6戦ケニアの競技最終日はデイ4のSS14~18が行われ、前日までのトップが朝のステージで姿を消す波乱が起こるなか、TOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)が逆転優勝を飾った。また、この最終日を総合2番手で迎えた勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)が総合2位でフィニッシュし、WRC総合で自身初となる表彰台を獲得した。

 WRCを代表するイベントながら長らく世界選手権としての開催が途絶え今年、2002年以来、19年ぶりにWRCイベントとしての開催が実現したサファリ・ラリー。石原裕次郎主演の映画『栄光への5000キロ』の題材にもなったこのラリーは、開催規模こそかつて大会と比べて縮小されたものの、今週末に起きたドラマはその分色濃かったと言っても過言ではないだろう。

 24日(木)にケニアの首都ナイロビで開幕した『サファリ・ラリー・ケニア』は同日、スーパーSS形式でのSS1が行われ、翌25日(金)から広大なアフリカ大陸を舞台とした本格的なグラベル(未舗装路)ラリーをスタートさせた。

 すると、この実質的な初日からドラマが巻き起こる。今戦には最上位クラスを戦うWRカーが11台エントリーしていたが、その内の5台がアクシデントに見舞われ、戦線離脱を余儀なくされたのだ。その中には選手権ランキング2位につけるエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)や、この日の最終ステージまで総合2番手につけていたカッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)も含まれていた。

 26日(土)には最終ステージ(SS13)で天気が急変。トップグループが突然の雨に襲われ、オジエと表彰台を懸けた争いを繰り広げていたオット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)が、フロントスクリーンが曇るハプニングに襲われ最終日を前にして大きくタイムを失っている。

「どんなことも起こり得る」TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表がそう表現したサファリの厳しさは、2日目に総合首位に立ち、そのまま最終日を迎えたティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)にも襲いかかる。

アドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC) 2021年WRC第6戦ケニア
アドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC) 2021年WRC第6戦ケニア
右リヤサスペンションの損傷により総合首位を走りながらリタイアとなったティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) 2021年WRC第6戦ケニア
右リヤサスペンションの損傷により総合首位を走りながらリタイアとなったティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) 2021年WRC第6戦ケニア

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