ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.07.22 09:00
更新日: 2021.07.21 22:59

【動画】日野チームスガワラを率いる菅原照仁が語る、ダカール初投入のハイブリッドマシン


 今年1月に中東のサウジアラビアで開催されたダカールラリー2021で、トラック部門の排気量10リットル未満クラス12連覇を達成した日野チームスガワラ。同チームは新開発のレース用ハイブリッドシステムを搭載したマシンで2022年のダカールに挑み、クラス13連覇に挑戦するが、この新スペックの車両についてテストを行った菅原照仁代表兼ドライバーがその印象を語った動画が公式YouTubeチャンネル(Hinoteamsugawara)で公開されている。

 2020年大会と2021年大会に続き、3度目のサウジアラビア開催となる2022年のダカールラリーに向け、日野は今年6月に次回大会への参戦を表明。そのなかで参戦車両のスイッチ、ならびにハイブリッドシステムの搭載を明らかにした。

 日野チームスガワラはこれまで日野レンジャーを用いてダカールに挑んできたが、次期大会では2020年のレースに参戦したボンネット車両(600シリーズ:北米専用車)に軽量化などの大幅な改良を加えて参戦する。

 さらに、6速オートマチック・トランスミッションを備えた同モデルには日野初のレース用ハイブリッドシステムが搭載され、高出力エンジンと合わせて圧倒的な動力性能を発揮し、上位争いを確実に狙える車両を開発するとしている。

 公開中の動画では、そんな新型マシンの走行テストを今年6月に実施したというた菅原がインタビューに応え、AT開発のアプローチやハイブリッドシステムの使い方の難しさなどを語っている。また、動画の後半ではドローンを用いた空撮映像も収録され、レーシングハイブリッドを搭載した600シリーズの走りをチェックすることができる。


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