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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.08.03 15:59
更新日: 2021.08.03 16:38

勝田貴元、WRC第8戦ベルギーは代役コドライバーと出場へ。負傷のバリットは欠場

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ラリー/WRC | 勝田貴元、WRC第8戦ベルギーは代役コドライバーと出場へ。負傷のバリットは欠場

 TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムから2021年シーズンのWRC世界ラリー選手権全戦に出場中の勝田貴元が、8月13~15日にベルギーで開催される第8戦『イープル・ラリー』にキートン・ウイリアムズとの新コンビで参戦することが明らかになった。

 育成プログラムを通じ、ラリー競技のトップカテゴリーであるWRCの最高峰クラスにトヨタ・ヤリスWRCで参戦している勝田。今季は開幕から6戦連続で入賞を果たし、その中で自己ベストリザルトを総合6位から4位へ、さらに2位にまで押し上げ、シリーズ復帰を果たしたケニアの“サファリ・ラリー”では日本人として27年ぶりに総合表彰台に登る快挙を成し遂げた。

 そんな勝田だが次戦第8戦では、ラリーを戦う上で必要不可欠な“バディ”であるコドライバーを変更し、ベルギーのターマック(舗装路)イベントを戦うことになった。

 これは彼のコドライバーを務めてきたダニエル・バリットが、前戦エストニアで首付近を負傷したことによる選手交代で、イギリス人の代打は同郷のウイリアムズが務める。

 26歳のウイリアムズは2019年途中からジョシュ・マクリーン(ヒュンダイi20 R5)とともにラリー2カテゴリーに進出。以来WRCやERCヨーロッパ・ラリー選手権などで経験を積み、今季はアメリカの『オリンパス・ラリー』で総合3位/クラス1位、イタリアの『ラリー・アルバ』では総合3位/クラス2位となった他、WRC第4戦ポルトガルではWRC3クラス5位を記録している。

 なお、彼はWRCのトップカテゴリーであるWRCクラスへの出場経験はないものの、今年5月に行われたTOYOTA GAZOO Racing WRTのラリー・ポルトガルに向けた事前テストに参加しており、そこで勝田のコドライバーとしてWRカーを経験済みだ。

 ウイリアムズは「勝田貴元とTOYOTA GAZOO Racing WRTとともに、イープル・ラリーに出場することをアナウンスできることに興奮している。WRCのトップクラスで戦うことは生涯の夢だったので、この機会を得られたことにとても感謝している」とTwitter(@KeatonWilliams_)にメッセージを綴っている。

WRC第4戦ポルトガルにジョシュ・マクリーン(ヒュンダイi20 R5)のコドライバーとして出場したキートン・ウイリアムズ
WRC第4戦ポルトガルにジョシュ・マクリーン(ヒュンダイi20 R5)のコドライバーとして出場したキートン・ウイリアムズ


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