レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.09.07 17:08
更新日: 2021.09.17 00:38

ラリージャパン、コロナ禍の影響で2年続けて中止に。実行委員会が開催を断念/WRC

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ラリー/WRC | ラリージャパン、コロナ禍の影響で2年続けて中止に。実行委員会が開催を断念/WRC

 9月7日、ラリージャパン2021実行委員会は、11月11~14日に愛知県と岐阜県での実施が予定されていたWRC世界ラリー選手権第12戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2021』の開催中止を決断したと発表した。同イベントの中止は2020年に続き2年連続となる。

 ラリージャパン2021は、ラリー競技の世界最高峰シリーズであるWRCの今季最終戦として、また同選手権の日本ラウンドとして11年ぶりの開催が予定されていた1戦だ。実現すれば愛知県豊田市の豊田スタジアムを拠点に、愛知・岐阜の2県で競技が実施される計画だった。

 そんなラリージャパンのスタートまで64日となった7日、これまで政府関係省庁や開催地自治体、FIA国際自動車連盟、JAF日本自動車連盟、WRCプロモーター社、ラリージャパン競技主催者らと長期にわたって大会の開催に向けた調整を進めてきたラリージャパン2021実行委員会が、イベントの開催中止を決断したことを明らかにした。

 同委員会は決断の理由について、新型コロナウイルス感染症による各方面への影響が国内において依然として甚大であることを念頭に置き、公道を使用し地域一丸となって開催されるWRCの競技特性を考慮するとともに、今後の国内における感染状況が予断を許さないためとしている。

 7日に出された声明で委員会は、スポーツ庁をはじめとする関係省庁、関係自治体および地域住民、パートナー各社、自由民主党モータースポーツ振興議員連盟、FIA・JAF・WRCプロモーター社など、すべての関係者に対して改めて謝辞を述べるとともに、2022年大会の実現に向けて継続的な支援を求めた。

 これに関連しラリージャパン2021実行委員会の鈴木賢志会長は次のような声明を発表している。

「フォーラムエイト・ラリージャパン2021が開催断念となり、楽しみにしていた皆さまには大変申し訳なく思っております」

「また、開催実現に向けて尽力いただいていた皆さまには、心より感謝申し上げます。このコロナ禍をなんとか克服し、2022年に日本の地でWRCが開催できるよう尽力して参ります」

 2022年のラリージャパンについては、現在のところ同年11月10~13日の開催日程でFIA国際スポーツカレンダー登録が申請されている


関連のニュース