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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.09.15 17:45
更新日: 2021.09.15 18:03

ソルベルグ、WRCスペインにWRカーで参戦へ『i20 Nラリー2』にはスニネンが搭乗

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ラリー/WRC | ソルベルグ、WRCスペインにWRカーで参戦へ『i20 Nラリー2』にはスニネンが搭乗

 2003年のWRC世界ラリー選手権でシリーズチャンピオンに輝いたペター・ソルベルグの息子で、ヒュンダイ・モータースポーツのジュニアドライバーとして父が戦ったシリーズに参戦しているオリバー・ソルベルグが10月14~17日、スペインで行われるWRC第11戦にヒュンダイのWRカー『i20クーペWRC』で参戦することが明らかになった。

 2001年生まれで今月23日に20歳となるオリバー・ソルベルグは今シーズン、ヒュンダイの育成ドライバーとなり“若手ラリードライバーの登竜門”であるWRC2クラスを主戦場としている。

 同時に彼には将来のキャリアを見据えたチャレンジの機会も与えられ、今年2月に行われた第2戦『アークティック・ラリー・フィンランド』ではWRカーデビューを果たした。同イベントで総合7位となったソルベルグは、第6戦ケニアでもヒュンダイi20クーペWRCをドライブ。この“ラリー・サファリ”ではリタイアに終わったものの、その直前の6月12~13日にイタリアで行われたラリー・アルバではWRカー部門で優勝を飾っている。

 今回、WRCで3度目となるWRカーをドライブするチャンスが与えられたことについて、現在19歳のスウェーデン人ドライバーは「またWRカーに戻れるのは素晴らしいことだ」と喜ぶ。

 彼はWRC公式サイト『wrc.com』に対し、「アルバでヒュンダイi20クーペWRCをドライブしたとき、ターマック(舗装路)での経験は素晴らしいものだった。だから次のドライブもとても楽しみにしている。それは素晴らしいチャレンジになるだろう」と語った。

「WRカーでスペインに行くことは本当に特別なことだ。そのステージにはとても素晴らしいものがあるのはもちろん、大勢のファンがいることも知っている。適切なクルマでカタルーニャに行くことは非常に特別なものなんだ」

「それに知ってのとおり、この世代のクルマはもうすぐ引退を迎える。このマシンが活躍する最後のレースのひとつになるんだ。だからこそ、このクルマでふたたび戦うことができるのは本当に名誉なことだ」

「僕は自分の夢やそれを実現することについてたくさん話をしてきたが、今回も同じように夢が実現した。アンドレア(・アダモ/ヒュンダイ・モータースポーツ代表)とチームに心から感謝している」

■スニネンがMスポーツを離脱し、ヒュンダイへ

 このスペイン・ラウンドについてヒュンダイ・モータースポーツは13日、WRC2クラスで新型ラリーカー『ヒュンダイi20 Nラリー2』をドライブするふたりのドライバーを発表。そのうちのひとりは同陣営のジュニアドライバーでありレギュラーのヤリ・フッツネンだが、もうひとりは今季、Mスポーツ・フォードからWRCクラスとWRC2クラスに参戦してきたテーム・スニネンが指名されている。

 スニネンは8月末にMスポーツ・フォード・ワールドラリーチームから離脱したことを発表しており、WRCの次戦第10戦フィンランドには『フォルクスワーゲン・ポロGTI R5』でWRC2クラスに参戦することを明らかにしていた。

2021年9月23日に20歳の誕生日を迎えるオリバー・ソルベルグ
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Mスポーツ・フォードを離れヒュンダイ陣営に加わったテーム・スニネン
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