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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.11.04 16:30
更新日: 2021.11.04 16:32

マクラーレン、エクストリームE“ラウンチカラー”を披露。女性エンジニアのリーナ・ゲイドも加入

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ラリー/WRC | マクラーレン、エクストリームE“ラウンチカラー”を披露。女性エンジニアのリーナ・ゲイドも加入

 2021年創設の電動ワンメイクSUV選手権、Extreme E(エクストリームE)への参戦を表明し、2022年からの新規参入を予定する“名門”マクラーレン・レーシングは、11月3日付けで現在グラスゴーで開催中のCOP26(国連気候変動会議)に合わせ、来季Season2に向けたラウンチ・リバリーを公開した。

 同時に、すでに発表済みの男性ドライバーであるタナー・ファウストのペアに、今季ヴェローチェ・レーシングから同シリーズへのスポット参戦も果たしたニュージーランド出身のWRC世界ラリー選手権経験者、エマ・ギルモアの起用も決定。そしてレースエンジニアにはアウディスポーツ時代にル・マン24時間制覇も達成したリーナ・ゲイドの加入がアナウンスされている。

 10月31日よりスコットランドのグラスゴーで開催されている『国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)』の会場にて“プリンス・オブ・ウェールズ”ことチャールズ公とのメディア会合に臨んだマクラーレン・レーシングCEOのザック・ブラウンは、その席上に著名な気候学者であるカルロス・ドゥアルテ教授に加え、ワンメイク車両のラウンチ・カラーリングのデザインを担当したヴィック・リーと、チームの新たなエンジニアに就任したリーナ・ゲイド、そしてマクラーレン史上初の女性契約ドライバーとなったエマ・ギルモアを伴った。

 ニュージーランドの国内ラリー選手権では3年連続でランキング2位を獲得し、ミツビシ・ランサーエボリューションやスバル・インプレッサWRXなどをドライブしたギルモアは、ラリー・ジャパンやAPRC(アジア・パシフィック・ラリー選手権)のラリー北海道などを皮切りに、いくつかのWRCイベントにも参戦。近年は地元NZを中心にスズキ・スイフトで戦って来た。

 そのギルモアは、グリーンランドで開催された2021年第3戦、北極圏『Arctic X Prix』にて「ディフェンディングチャンピオンとして、2019年に獲得したタイトルの防衛に挑みたい」というジェイミー・チャドウィックの希望を受け(見事、最終戦アメリカの勝利でシリーズを連覇)、ステファン・サラザンとのペアでエクストリームEのイベントを経験しており、北米のラリークロス・シーンのみならず世界的な人気選手として活躍するタナー・ファウストとの強力なペアを構築することとなった。

北極圏、アマゾン、砂漠、海の4つのバイオームを通じて「レースカレンダー全体を表現した」という
タナー・ファウスト(右)との強力なペアを構築することとなったエマ・ギルモア

■リーナの妹、ティーナもエンジニアとしてプログラムに参加へ


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