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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.11.18 16:10
更新日: 2021.11.18 16:11

盟主パストラーナが待望の勝利、初挑戦カイル・ブッシュは惜しくも4位に/ナイトロRX第3戦

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ラリー/WRC | 盟主パストラーナが待望の勝利、初挑戦カイル・ブッシュは惜しくも4位に/ナイトロRX第3戦

 2021年9月より北米大陸における新選手権としてスタートを切った『Nitro Rallycross(ナイトロ・ラリークロス/NRX)』の第3戦が11月13~14日にアリゾナ州のワイルドホースパス・モータースポーツパークで開催され、シリーズ発起人のひとりでもあるトラビス・パストラーナ(スバルWRX STIスーパーカー/スバル・モータースポーツUSA)が、ポールポジションから待望のシリーズ初優勝をマークした。

 そしてこのラウンドにゲスト参戦を果たし、ラリークロス・デビューを飾ったNASCAR界の“暴れん坊”ことカイル・ブッシュ(スバルWRX STIスーパーカー/ジップリクルーター・#GONITROカー)は、いきなりのファイナル進出を決め4位フィニッシュと、その非凡な才能を見せつけている。

 かつてのGRCグローバル・ラリークロスやARXアメリカズ・ラリークロスなどを前身とする同選手権は、X Games(Xゲームズ)で複数のゴールドメダリストに輝き、5度の北米ラリー選手権王者も獲得したスタントドライブの第一人者パストラーナが創案者となり、現地で絶大な人気を獲得するMTVのリアリティショー、ナイトロ・サーカスからの派生シリーズとして幕を開けた。

 初年度は9月24~25日にユタ州ソルトレイクシティのモータースポーツキャンパスで開幕戦を迎え、同10月2~3日にはミネソタ州ミネアポリスのERXモーターパークで第2戦を開催。その初戦はWorldRX世界ラリークロス選手権の2019年チャンピオンでもあるティミー・ハンセン(プジョー208WRXスーパーカー/レッドブル・ハンセンNRXチーム)が、続く第2戦をスバル・モータースポーツUSAから参戦のスコット・スピード(スバルWRX STIスーパーカー)が制している。

 そんななか迎えた第3戦を前に、シリーズクリエーターでもあるパストラーナはNASCAR界の“ダークヒーロー”ことブッシュの招聘に成功。NASCARカップ・シリーズ2冠を誇るタレントのために、自身やF1経験者でもあるスピードと同様に、スバル・モータースポーツUSAがプリペアしたスバルWRX STIスーパーカーを用意するとともに、自身も「開幕2戦で獲り逃がした勝利に飢えている」と、イベントを前に優勝への意気込みを語っていた。

「そろそろ僕の時間だ、本当にね。トラックをデザインしてルールを作成したのは自分なんだから、勝つことだってできるはずさ」と冗談混じりに語ったパストラーナ。「大勢のファンの前で、こうしてイベントを開催できたことは夢の実現だ。でも、ここからが本当の始まりだよ」

プラクティスから速さをみせたトラビス・パストラーナ(スバルWRX STIスーパーカー/Subaru Motorsports USA)は、1対1でもティミー・ハンセン(プジョー208WRXスーパーカー/Red Bull Hansen NRX Team)らを撃破
パストラーナらにより“ショーアップ”の要素が強く意識されたNRXのコースは、失敗=大破のビッグジャンプやバンクが特徴に
ラリークロス・デビューを飾ったNASCAR界の“暴れん坊”ことカイル・ブッシュ(スバルWRX STIスーパーカー/ZipRecruiter #GONITRO Car)は、いきなりのファイナル進出を決めてみせる

■「本当に、とてもとても楽しかった」と笑顔で語ったカイル・ブッシュ


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