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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.11.18 17:23
更新日: 2021.11.18 17:26

ランチアやRX7、セリカにポルシェ911など。ヒストリックカーたちがセントラルラリーで躍動

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ラリー/WRC | ランチアやRX7、セリカにポルシェ911など。ヒストリックカーたちがセントラルラリーで躍動

 11月13日~14日にかけて愛知・岐阜の両県にまたがって開催された『フォーラムエイト・セントラルラリー』には、2種類のクラシックカークラスが設けられていた。ひとつはJAFの国内競技車両規則などに沿ったC-1クラス、もうひとつはアルペンクラッシックカーラリーの規定に沿ったC-2クラスだ。

 これらのクラシッククラスのなかには、ランチア・ラリー037やフォード・エスコートなど、往年の名車もズラリ。セレモニアルスタートやサービス、最終日に恵那市で行なわれたリエゾンイベントでも大きな注目を集めていた。

 C-1クラスは、初日の大半を桝井和寛/フラビアン・ビダル組(ルノー・ルーテシア)がリードした。しかし、レグ1最後のSS6で氣谷忍/氣谷寛子組(ローバー・ミニクーパー)が逆転しトップに躍り出る。

 最終日になると桝井がスパートを掛け、SS8から3連続ベストタイムをマークして首位を奪還。最終SSとなったSS12も制し、C-1クラスの優勝を飾った。2位には氣谷、3位は山口雄資/止境一夫組のプジョー106という結果になった。
 
 優勝した桝井は、「たいへん面白い、実りのあるラリーでした。ルーテシアもだんだん仕上がってきて、タイヤもばっちりでした」とラリーを振り返った。

C-1クラスの表彰式。左から2位の氣谷忍/氣谷寛子、1位のフラビアン・ビダル/桝井和寛、3位の止境一夫/山口雄資
C-1クラスの表彰式。左から2位の氣谷忍/氣谷寛子、1位のフラビアン・ビダル/桝井和寛、3位の止境一夫/山口雄資

 C-2クラスは、序盤からポルシェ911の清竜也/多比羅二三男組が快走を見せたものの、SS4を走り切った後にメカニカルトラブルによってリタイアを余儀なくされてしまう。
 
 代わってトップに立ったのは、マツダ・サバンナRX7を走らせる国江仙嗣/萌抜浩史組。国江はいくつかのSSでライバルの先行を許したものの、総合順位ではクラス首位を守り続け、終盤のSS11とSS12をベストタイムで締めくくり、C-2クラス優勝を飾った。
 
 クラス2位には斎藤糧三/早川和樹組のポルシェ930がつけ、同3位に河合寿也/明治慎太郎組のトヨタ・セリカという順位に。
 
 C-2クラスを制した国江は、「チャンピオンの間に入れて光栄に思っています。多くの皆さんのご協力で、さらにこの素晴らしい天気のもと走れたことを本当に幸せに思っています。ありがとうございました」と、笑顔を見せた。

C-2クラスの表彰式。左から2位の早川和樹/斎藤糧三、1位の萌抜浩史/国江仙嗣、3位の河合寿也/明治慎太郎
C-2クラスの表彰式。左から2位の早川和樹/斎藤糧三、1位の萌抜浩史/国江仙嗣、3位の河合寿也/明治慎太郎
C-1クラスウイナーとなった桝井和寛/フラビアン・ビダル組(ルノー・ルーテシア)
C-1クラスウイナーとなった桝井和寛/フラビアン・ビダル組(ルノー・ルーテシア)
C-1クラス2位:氣谷忍/氣谷寛子組(ローバー・ミニクーパー)
C-1クラス2位:氣谷忍/氣谷寛子組(ローバー・ミニクーパー)
C-1クラス3位:山口雄資/止境一夫組(プジョー106)
C-1クラス3位:山口雄資/止境一夫組(プジョー106)
星野茂/大石隆俊組(ランチア037ラリー)
星野茂/大石隆俊組(ランチア037ラリー)
C-2クラスで優勝した国江仙嗣/萌抜浩史(マツダ・サバンナRX7)
C-2クラスで優勝した国江仙嗣/萌抜浩史組(マツダ・サバンナRX7)
C-2クラス2位:斎藤糧三/早川和樹(ポルシェ930)
C-2クラス2位:斎藤糧三/早川和樹組(ポルシェ930)
岩村本通り枡形周辺の古い街並みを抜けていく桝井和寛/フラビアン・ビダルのルノー・ルーテシア
岩村本通り枡形周辺の古い街並みを抜けていく桝井和寛/フラビアン・ビダル組のルノー・ルーテシア


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