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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.11.26 16:19
更新日: 2021.11.26 16:20

パストラーナ連勝で選手権首位浮上、僚友スコット・スピード従えスバルが1-2/ナイトロRX第4戦

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ラリー/WRC | パストラーナ連勝で選手権首位浮上、僚友スコット・スピード従えスバルが1-2/ナイトロRX第4戦

 かつてのGRCグローバル・ラリークロスやARXアメリカズ・ラリークロスなどを前身とし、2021年9月よりスタートを切った『Nitro Rallycross(ナイトロ・ラリークロス/NRX)』の第4戦がカリフォルニア州南部サンバーナーディーノにあるグレンヘレン・レースウェイで開催され、先週アリゾナ州で実施された第3戦でシリーズ初勝利を飾っていたトラビス・パストラーナ(#199/スバルWRX STIスーパーカー/スバル・モータースポーツUSA)が連勝。僚友のスコット・スピード(#41/スバルWRX STIスーパーカー)を従えて1-2フィニッシュを飾り、シリーズ発起人が選手権首位に浮上している。

 NASCAR界の“暴れん坊”ことカイル・ブッシュがゲスト参戦し、ラリークロス・デビューを飾って話題を呼んだ11月13~14日のワイルドホースパス戦に続き、2週連続開催となったナイトロRX第4戦は、1周46秒台という短くダスティなトラックでの勝負となった。

 その公式練習から速さを見せたのは、そのブッシュのゲストカーを引き継いだ2021年のユーロRX1王者であるアンドレアス・バッケルド(#13/スバルWRX STIスーパーカー/ジップリクルーター・#GONITROカー)で、開幕2戦に続き第3戦欠場明けで臨んだラウンドで、15台を抑えて幸先良くFP2のトップタイムを叩き出してみせた。

「そう、トラビス(・パストラーナ)の作るコースレイアウトは、失敗が文字どおり“命取り”になるビッグジャンプに、トリッキーな角度のバンクコーナーが組み合わされ、正直言って最初の2戦はコツを掴むのに苦労したよ」と振り返ったバッケルド。

「でも、ダートでのビッグジャンプに慣れた今、このトラックのリズムセクションは大いに気に入った」と、同じスバルをドライブするパストラーナ、スピードのふたりに続く2列目3番手グリッドでファイナルに駒を進めた。

 一方、土曜のクオリファイヒートで最速ドライバーとなりながら、苦労を味わったのはハンセン兄弟の弟ケビン(#9/プジョー208WRXスーパーカー/レッドブル・ハンセンNRXチーム)で、日曜のバトルヒートでは集団のバトルに飲み込まれ「ダストの問題でまったく視界が効かず」に撃沈。セミファイナルではフロントを破損し、敗者復活戦でもライバルの動きに阻害されまさかの敗退となってしまった。

ケビン・エリクソン(#23/ホンダ・シビック・クーペ・タイプR/Olsbergs MSE)はスバルを追い回しファイナル4位
ケビン・エリクソン(#23/ホンダ・シビック・クーペ・タイプR/Olsbergs MSE)はスバルを追い回しファイナル4位
「最終戦では僕らのうちのどちらかが栄光を勝ち獲れたらいいね」とスコット・スピード(#41/スバルWRX STIスーパーカー)
「最終戦では僕らのうちのどちらかが栄光を勝ち獲れたらいいね」とスコット・スピード(#41/スバルWRX STIスーパーカー)

■好調のスバル・モータースポーツUSAが表彰台を独占


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