TOYOTA GAZOO Racing WRTのチーム代表を務める元WRC世界ラリー選手権ドライバーのヤリ-マティ・ラトバラが3月12日、母国フィンランドのコルピラハティで開催されたFカップ第2戦に出場。北欧のスノーラリーで、自らのコレクションのひとつである『トヨタ・セリカGT-FOUR』をドライブし、勝利を収めている。
2021年シーズンのWRCにおいて、日本メーカーにドライバー/コドライバー/マニュファクチャラーの“トリプルチャンピオン”をもたらした男が、今度は自らの手で優勝を掴み取った。
2月24~27日に行われたWRC第2戦スウェーデンで今季初優勝を挙げたトヨタチームのボスは、ラリー・フィンランドでお馴染みのステージを含むFカップ第2戦『TGSラリー2022』にセリカGT-FOURでエントリーした。するとラトバラは、計58.44kmで争われたラリーのSS5本中4本のステージSSを制す走りを披露し、第1戦のウイナーで今戦2位となったヨーナス・リンドロス(BMW M3)を52秒引き離して優勝してみせた。
なお、このイベントにおいてラトバラのコドライバーを務めたのは、元WRCドライバーで現在はTGR WRTの開発ドライバーや、TGR WRCチャレンジプログラムで勝田貴元のインストラクターなどを兼任しているユホ・ハンニネンだった。
13日のイベント後、ラトバラはSNSを更新し、愛車の写真を掲載するとともに「コルピラハティ・ラリーはとても楽しい1日だった!」とメッセージを綴っている。