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投稿日: 2022.05.27 16:25
更新日: 2022.05.27 16:27

【動画】苦戦を強いられたスバル勢。鎌田卓麻5位、新井敏弘は7位完走/全日本ラリー第4戦丹後


 5月26日、JRC全日本ラリー選手権に参戦しているスバルは、5月20日~5月22日に京都府京丹後市で開催された2022年シーズン第4戦『YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg(ラリー丹後)』のダイジェストを公式YouTubeチャンネル“SUBARU On-Tube”にて公開した。

 土曜のレグ1、日曜のレグ2ともにドライコンディションのターマック(舗装路)で争われた今戦のラリー丹後。『スバルWRX STI』を用いてシリーズ最高峰カテゴリーのJN1クラスに挑むスバル勢にとっては厳しいラリーとなった。

 鎌田卓麻/松本優一組(WinmaX DLシムス WRX STI)は競技初日にデフにトラブルを抱え、SS5ではガードレールにヒットしてしまうアクシデントがあった。それでも総合5番手でラリーを折り返し、翌日のラリー最終日もこの順位を守ってトップ5フィニッシュを果たしている。

 また、前戦の久万高原では3位表彰台を獲得した新井敏弘/田中直哉組(富士スバル AMS WRX STI)も今大会では苦しい戦いに。持ち込んだセットアップが京丹後の路面とマッチせず、初日はSS1とSS5で刻んだ6番手タイムが最上位という戦いを強いられる。レグ2にはセットアップを変更して臨んだものの、前とのタイム差が大きく最終的に総合7位でラリーを終えた。

「現在、僕たちが持っているクルマの性能は完璧に引き出すことができていると思います。ただ、ライバルも速いので、もっともっとスピードを上げていかなければなりません」と語るのは、初日にマシントラブルが発生した鎌田。

「今回のラリーを終えて新たに分かったこともあるので、ここから先は、1kmあたり0.1秒ずつを詰めていく細かい作業になっていくと思います。まだまだやるべきことはあります」

鎌田卓麻 2022全日本ラリー第4戦丹後
鎌田卓麻 2022全日本ラリー第4戦丹後

 持ち込みセットアップが外れたことでペースを上げられなかった新井は、「(レグ2では)セッティングを変えて、いくらか良くはなりましたが、上位とのタイムを詰めるほどの違いとは言えませんでした」とコメント。

「現状クルマ側でやれることは、足まわりのセットアップですが、モントレーに向けて何をすべきかを考えなければならないと思います。次戦は地元群馬県のモントレーですから、なんとか巻き返しを図りたいと思います」

 スバル勢にとっては地元戦となるJRC第5戦『MONTRE 2022(モントレー2022)』は6月10~12日、群馬県富岡市を拠点に行われる。同ラウンドは今季開幕戦から続くターマックラリー5連戦最後のイベントとなる。

新井敏弘 2022全日本ラリー第4戦丹後
新井敏弘 2022全日本ラリー第4戦丹後
鎌田卓麻/松本優一組(WinmaX DLシムス WRX STI) 2022全日本ラリー第4戦丹後
鎌田卓麻/松本優一組(WinmaX DLシムス WRX STI) 2022全日本ラリー第4戦丹後

■全日本ラリー「ラリー丹後2022」ダイジェスト / SUBARU WRX STI


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