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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2022.06.03 14:32
更新日: 2022.06.03 14:33

トヨタ、初日のラリーで4台のGRヤリス・ラリー1が総合2~5番手を占める/WRC第5戦イタリア

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ラリー/WRC | トヨタ、初日のラリーで4台のGRヤリス・ラリー1が総合2~5番手を占める/WRC第5戦イタリア

 6月2日、2022年シーズンのWRC世界ラリー選手権第5戦イタリアが、同国サルディニア島で開幕した。初日のデイ1は島北東部のオルビアでスーパーSSが1本行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組が総合3番手につけた。

 また、チームメイトのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組は総合4番手、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組もトップ5に入ったほか、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから参戦中の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組はトップから0.5秒差の総合2番手の好位置につけている。

 プラグイン・ハイブリッドシステムを搭載する新時代のラリーカー『トヨタGRヤリス・ラリー1』で2022年シーズンを戦っているトヨタは、ロバンペラの活躍により現在3連勝中だ。そんなチームを待ち受ける第5戦『ラリー・イタリア・サルディニア』は、地中海に浮かぶ美しいサルディニア島の北部を舞台とする灼熱のタフラリー。

 その初日、木曜は午前中にシェイクダウンが行われた後、現地18時過ぎから東海岸のオルビアでSS1がスタートした。

 市街地のターマック(舗装路)とグラベル(未舗装路)の両サーフェスを走行する全長3.23kmのステージで、今戦に向けて車両に緊急の暑さ対策を施したトヨタ勢は全車が上位に食い込み、勝田を先頭にエバンス、ロバンペラ、ラッピが続き総合2番手から5番手までを占めている。

「今回のサルディニアは、ここまでのところ今シーズンもっともタフなラリーとなることが予想されている」と語るのは、富士24時間レースに参戦するため来日中のヤリ-マティ・ラトバラ代表の留守を預かるカイ・リンドストローム。

 TGR WRTのスポーティング・ディレクターである彼は次のように続けた。

「サルディニアは気温が高いので、クルマの信頼性とタイヤのマネージメントが鍵になると考えている」

「ポルトガルが終わってから、間を置くことなくすぐに開催されるラリーのため、チームは多くの仕事をこなさなくてはならなかったが、シェイクダウンを終えてドライバーたちは皆満足しており、最初のステージもうまくいった。全ドライバーが明日に向けて、賢い走りをしたと思う」

 競技2日目となる3日(金)のデイ2は、オルビアを起点に島の北部で8本のグラベルステージが行われる。午前中は2本のステージを各2回走行、その後アルゲーロでのサービスを経て、午後はサービスパークの東北エリアで2本のステージを各2回走行する予定だ。8本のステージの合計距離は133.56km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は525.79kmに達する。

 ラリー初日の戦いを終えたTGR WRTドライバーのコメントは以下のとおりだ。

トヨタGRヤリス・ラリー1(カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組) 2022年WRC第5戦ラリー・イタリア・サルディニア
トヨタGRヤリス・ラリー1(カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組) 2022年WRC第5戦ラリー・イタリア・サルディニア

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