1月19日、ラリー・モンテカルロで2017年シーズンの幕を開けるWRC世界ラリー選手権。今シーズンはトヨタが復帰するシーズンとなるが、復帰戦に向けTOYOTA GAZOO Racingは、チーム総代表も務める豊田章男社長がメッセージを発信した。
かつてWRCで多くの栄光を残してきたトヨタは17年のWRC復帰に向け、ラリー界のレジェンドであるトミ・マキネンと組んでヤリスWRCを開発。モータースポーツを「もっと良いクルマづくり」として積極的に取り組む豊田社長にとって、WRC参戦はここ数年の悲願と言えた。1月13日から行われている東京オートサロンでも、ラリーの展示を中心に復帰をアピールしている。
いよいよ復帰戦のときが近づいているが、TOYOTA GAZOO Racingは復帰に向け自らの熱い思いを発信した。豊田社長からのメッセージは下記のとおりだ。
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トヨタがWRCの道に戻る日を迎えます。
WRCに戻りたい……戻ろう……と、私が決めるに至ったのは、“熱いファンの皆様から寄せられた声”、そして“偉大なる先人達への感謝の想い”であることは、昨年末の発表会に際したコメントで皆様に伝えさせていただきました。
発表会の直前、我々のヤリスWRCのハンドルを握る、もう一人のドライバーがヤリ‐マティ・ラトバラ選手に決まりました。
彼とは、2014年のラリーフィンランドの時に、偶然、出会い、言葉を交わしたことがあります。当時は、フォルクスワーゲンのドライバーです。