東欧エストニアで開催されているWRC世界ラリー選手権第7戦『ラリー・エストニア』は7月16日、競技3日目のSS10~18が行われ、デイ2を総合首位で終えたTOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が引き続きラリーをリード。トップのポジションを維持したまま最終日へと駒を進めた。そんなデイ3を終えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。
■Mスポーツ・フォードWRT
●クレイグ・ブリーン(#42 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ3総合33番手
「本当にいい1日だった。マシンの感触は素晴らしかったが、出走順と比較するのは難しい。満足しているし、楽しんでいるよ。明日はもっとそうなることを願っている」
●ガス・グリーンスミス(#44 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ3総合9番手
「順調だ。どんなであろうと、ステージはとても楽しいよ。でも今日の午後の道は本当に荒れていた」
●アドリアン・フルモー(#16 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ3総合6番手
「クリーンなドライブに徹していた。轍(わだち)のあるところではもう少し自信を持とうとしたけれど、プッシュすることと慎重に行くことのバランスを見つけるのはまだ難しいね」
●ピエール-ルイ・ルーベ(#7 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ3総合8番手
「つねに轍を避けていた。かなり苦戦しているし、とても楽しい1日とは言えないね。こういう時は、どうしたらいいのか分からなくなるものだ」
※いずれもSS17後の公式インタビューより
■ヒョンデ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合4番手
「またしてもトリッキーで難しいコンディションに直面したよ。ともかく、リズムに乗ってドライブして、プレッシャーなしに楽しんでいた。午前中のエサペッカ(・ラッピ)のパンクの後、僕たちは4番手まで上がった。そこからは、同じようにリスクを取らずに続けていくしかなかった」
「ステージを通して集中力を維持し、基本的にはクリーンでスムーズな走行を続ける必要があるんだ。この機会を利用してマシンにはいくつか違うことを試してみたが、全体的には安全に走り通すことが重要だった。ある状況では苦戦したのでそのことに取り組む必要はあるが、すべてはラリー・フィンランドに向けた良い準備になるし、そこでは一歩前進できると期待している」
●オット・タナク(#8 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合3番手
「トラブルのない順調な1日だった。マシンについて分かったことが少しあったし、進歩させることができたよ。そういう点では充実した1日だった。この先に向けてポジティブなことを見つけようと、できる限りのことをしている。次戦のフィンランドに向けて多くのことを検討しているんだ」
「改善すべき点は間違いなくあるが、ポテンシャルはあるよ。確かにマシン開発がさらに必要だけれど、それは励みになる。あと1日しか残っていない。順位の点ではプッシュする意味はないが、ラリー自体は今もまだかなり面白い。コンディションはつねに変化するし、集中し続ける必要があるんだ」
●オリバー・ソルベルグ(#2 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合19番手
「今日は状況が良くなってきた。プッシュできたし、何度か速いスプリットタイムを出すこともできた。走行中はだんだん自信がついてきたよ。もっと走行距離が必要なだけだ」
「僕はこのマシンでもWRCでも、このタイプのステージを走ったことがなかった。昨日は少し苛立ったけれど、ただ走行して慣れる必要があるだけだと気づいたんだ。SS16ではちょっとした瞬間があった。わだちにはまった後、横向きにジャンプしたんだ。これこそまさにラリーだ!」
「午後は何度かトップ4のタイムを出せてうれしかったし、あまりハードにプッシュしなくてもペースを改善できた。僕たちは努力を続けて進歩を続けるよ」