WRCラリージャパン2022のエントリーリストが発表。全日本王者コバライネンや新井親子らも参戦へ

　ラリージャパン事務局は10月17日、愛知県と岐阜県にて開催される2022年WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』のエントリーリストを発表した。

　ラリージャパンは11月10日（木）から13日（日）にかけて、愛知県豊田市の豊田スタジアムを拠点に愛知、岐阜の2県にまたがって開催される。同イベントはラリー競技の世界最高峰シリーズであるWRCの日本ラウンドであり、2022年シーズンのフィナーレイベントに位置づけられている。

　そんなWRC日本ラウンドに出場するチーム、ドライバーとコドライバー、車両などが記載されたエントリーリストが17日に公開された。

　これによると、シリーズ最高峰カテゴリーを戦うラリー1カーはトヨタ、ヒョンデ、Mスポーツ・フォードの各陣営から合わせて11台が参加する見通しだ。この中にはすでに今季のシリーズタイトル獲得を決めた史上最年少チャンピオンのカッレ・ロバンペラや、日本人WRCドライバーの勝田貴元も含まれている。

　Mスポーツからはプライベーターとしてジョルダン・セルデリディスが参戦。また、レギュラードライバーであるクレイグ・ブリーンの新コドライバーとなることが発表されているジェームス・フルトンが、このラリージャパンでラリー1デビューを果たす予定だ。

　ラリー2カーまたはR5マシンで争われるWRC2クラスは、ヒョンデのテーム・スニネンやトクスポーツWRTのエミル・リンドホルムなど計17台が参戦する。このクラスで注目したいのは日本勢のエントリーで、元PWRC王者の新井敏弘をはじめ、福永修、今井聡、元F1ドライバーで今季の全日本ラリーチャンピオンとなったヘイキ・コバライネンが名を連ねている。参戦車両はコバライネンと福永がシュコダ・ファビアR5、新井と今井はシトロエンC3ラリー2だ。

　この他、国内ラリーに参戦している車両も10台がエントリーしており、昨年のJRC王者である勝田範彦や2020年王者の新井大輝、自動車評論家の国沢光宏、コドライバーでは梅本まどかなどの名前を確認することができる。

　合計38台によって争われる『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』のエントリーリストは以下のとおりだ。

■WRC世界ラリー選手権第13戦ラリージャパン2022 エントリーリスト（10月17日付）