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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2022.12.12 12:45
更新日: 2023.02.16 15:05

マクラーレン、タナー・ファウスト&エマ・ギルモアの残留を発表。シーズン3もペア続投/エクストリームE

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ラリー/WRC | マクラーレン、タナー・ファウスト&エマ・ギルモアの残留を発表。シーズン3もペア続投/エクストリームE

 創設2年目のシーズンを終えたワンメイク電動オフロード選手権『エクストリームE』だが、来季2023年に向けてNEOMマクラーレン・エクストリームEがドライバー体制をアナウンスし、エマ・ギルモアとタナー・ファウストの残留を正式に発表。来るシーズン3もペアリング継続で挑むことを決めた。

 周囲のライバルよりひと足遅れ、2022年よりシリーズ参入を果たしたマクラーレンは、11月26~27日の週末にウルグアイのプンタ・デル・エステにて開催された最終戦『エナジーX Prix』で、初ポディウムとなる2位表彰台を獲得した。

 その成功を後押しした43歳のギルモアは、創業者ブルース・マクラーレンと同郷のニュージーランド出身で、そのキャリア初期からグラベル系競技で経験を積み、国内ラリー選手権では史上初の女性イベント勝者として歴史に名を刻んだ。

 2015年にはFIAウィメン・イン・モータースポーツとカタールのモータースポーツ連盟(QMMF)によるクロスカントリー・ラリー・セレクションで勝者となり、このエクストリームE初年度のシーズン1ではヴェローチェ・レーシングとのリザーブドライバー契約も結び、ジェイミー・チャドウィックの代打として2戦に出場している。

 一方、シリーズ参戦前から“スタードライバー”として名を馳せてきたファウストは、北米のラリークロス・シーンで4度のシリーズチャンピオンに輝き、絶大な支持を集める複合スポーツイベント『X Games』のラリークロス部門で3度の金メダルを獲得。その才能はグラベルサーフェースのみに留まらず、スタントドライブ、アイスレース、タイムアタックにヒルクライム競技でも豊富な経験を持ち、2007年と2008年にはフォーミュラ・ドリフトでシリーズ連覇も飾っている。

「2022年にマクラーレンとエクストリームEの一員になれたことは素晴らしい経験であり、2023年にもチームのため、ふたたびレースができることに興奮している」と、続投に向けて抱負を語ったファウスト。

「エマ(・ギルモア)やチームと一緒に、エキサイティングな場所で勝負するのはとても楽しかった。2023年がどうなるか、今から本当に楽しみだよ」

11月26~27日の週末にウルグアイのプンタ・デル・エステにて開催された最終戦『Energy X Prix』で、初ポディウムとなる2位表彰台を獲得した

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