WRC世界ラリー選手権第2戦は2月11日、SS9〜SS15のうちSS12をのぞく6SSが行われ、TOYOTA GAZOO Racingのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合首位に浮上した。
■Mスポーツ
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC):デイ3総合3番手
「今日は、かなり満足しているよ」
「もう少しスピードを出せたらよかったけど、残念ながら、それは不可能だった。プッシュしようとしたけど、グリップが足りておらず、雪壁にヒットしてしまった」
「昨日よりはずっと良かったけど、このラリーでは出走順が遅いことが大きなアドバンテージになることは分かっている」
「1番有利な出走順ではないけれど、戦いはまだ続いている」
「明日はエキサイティングな1日となるだろうね。チーム全員が最高の結果を成し遂げたいと思っている。全力を尽くすよ」
●オット・タナク(フォード・フィエスタWRC):デイ3総合2番手
「とても楽しい1日だったよ。グリップレベルが安定していたから、かなりプッシュすることができた。午前の走行は感触も良く、結果にとても満足しているよ」
「クリーンな走りができたし、マシンにかなり良い感覚があった。(SS14として行われた)ボルゴーセンでは、クリス(・ミーク)を追い越す際、少し時間をロスしてしまったけれど、それを除けばすべてうまくいった。かなりクリーンにドライブできたよ」
「前方も後方も僅差の争いになっているけど、昨日とは状況が異なり、優勝をかけた争いになっている」
「ただ、ラリーに対するアプローチ法は変わっていない。2位争いでも、優勝争いでも、プッシュし続けなければならないのは同じだからね。ベストを尽くすだけだよ」
「なにが起きても不思議ではない。ほかのみんなと同じように、実際、何が起こるのかとわくわくしているよ」
■ヒュンダイ/ヒュンダイ・モータースポーツ
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC):デイ3総合13番手
「今の僕の気持ちを完全に表現できる言葉はないよ」
「今日も良いラリーができると思っていたのに、突然終わりが来てしまった。僕たちは熟考した戦略で確実に歩みを進めていた」
「モンテカルロの二の舞はごめんだったが、結局そうなってしまった。それでも僕たちには、ヒュンダイi20クーペWRCでラリーに勝てるペースが出せることが分かっている」
●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC):デイ3総合4番手
「今日の高速ステージは楽しんでドライブできた」
「リズムに乗ってペースをつかもうとした。日曜日は後方とのマージンを取りつつ、総合4位のポジションを守ることになるだろうね」
●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC):デイ3総合7番手
「ラリーでパワーステアリングが機能していないと、信じられないほどタフな戦いを強いられる」
「まるでジムでトレーニングをしているか、ライオンとレスリングをして負けたような感じだった。パワーステアリングが機能するようになってからは指先で羽を触るようにドライブできたよ」
「流れを変えるには遅いけれど、少しでも上位を目指して、このラリーを終えたい」