【訃報】WRCドライバーのクレイグ・ブリーンがクロアチアでのプレイベントテストで事故死

　4月13日、WRC世界ラリー選手権に参戦するヒョンデ・モータースポーツは声明を発表し、4月20〜23日に開催されるWRC第4戦クロアチア・ラリーを前にしたプレイベントテストで起きたアクシデントにより、クレイグ・ブリーンが亡くなったと発表した。

　ブリーンは1990年アイルランド生まれ。2009年にWRCデビューを果たすと、シトロエンを経て2019年にヒョンデに加入。2022年はフォードに移籍、2023年はふたたびヒョンデに復帰し、第2戦スウェーデンで2位を獲得していた。

　ヒョンデ・モータースポーツが発表した声明によれば、そんなブリーンがクロアチア・ラリーを前にしたプレイベントテストで遭遇したアクシデントにより亡くなったという。このアクシデントに際し、コドライバーのジェームス・フルトンに怪我はなかったという。

　ヒョンデ・モータースポーツは「クレイグの家族、友人、そして彼の多くのファンに心からお悔やみを申し上げたい」とし、現段階でこれ以上の声明は発表しないとした。

　またWRCもホームページ上で「この悲しい時に、WRCのファミリーはクレイグの愛する人たちとともにある。WRCプロモーターは、彼の家族、友人、同僚に心からお悔やみを申し上げる」と掲載した。