FIAは少なくとも今後5年間、WRC世界ラリー選手権にハイブリット技術を持ち込まない方針であることを明らかにした。
■FIAは事前調査開始も、チームとは規則保持で合意済み
現在、FIAはWRCにハイブリット技術、あるいは電気自動車技術を持ち込むことが可能か調査を進めているという。
しかし、ラリーディレクターのヤルモ・マホネンはWRC参戦メーカーとは向こう5年間、現在のテクニカルレギュレーションを維持することで合意していると発言。早期にWRCにハイブリットマシンが登場する可能性を否定した。
「(ハイブリット技術導入について)FIA内部で話し合いを行っている」とマホネン。
「現在は、パワートレインをハイブリットにするべきか、あるいは完全な電気駆動にするべきか議論しているところだ」
「ただ、この件については参戦する各マニュファクチャラーから専門家や権限のある人物など“正しい人々”を招集する必要がある。大企業には各自の戦略があり、その戦略に沿った形でルール作りをするべきだからだ」
「しかし、現時点では今の状況を維持する。今後5年間は電気自動車がWRCに登場することはないよ」
■「ハイブリット/電気自動車にとって、ラリーはもっとも難しいカテゴリー」
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この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています