WRC世界ラリー選手権第3戦はメキシコは3月10日、マシン輸送の遅れからキャンセルされたSS2~3を除く、SS4~8の5SSが行われ、クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)が総合首位に浮上した。前日のSS1でトップタイムをマークしたユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)は総合4番手となっている。
■Mスポーツ
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC):デイ2総合2番手
「誰にとってもタフな1日だったが、僕らはうまく対処できたと思う。2番手にいることに文句はない。トップとは、たったの20秒差だ!」
「ほぼ全員が温度の問題を抱えていて、それは僕らも同じだった。ファーストステージの大半をセーフモードで走らなければならなかったんだ」
「幸い深刻な状況には至らなかった。だから、特に気を付けなければならないことは無い。もちろん、引き続き解決策を見つける必要はあるけどね」
「明日は、グラベルでは長い間経験していなかった良いポジションで争うことになる。とても楽しみだよ」
●オット・タナク(フォード・フィエスタWRC):デイ2総合5番手
「(初日の)メキシコシティのステージは本当に良いアイデアだったよ」
「将来への教訓もみられたけど、ラリーをスタートするのにふさわしい場所だった」
「今日は、ほぼ全員がいくつか対処すべき問題を抱えていたと思う。この場所を新車で走るのも、高い気温と標高も、すべて初めてのことだった」
「確かに、いくつか学ぶべきことはある。しかし、今日1日はうまく対処できたと思う。僕らはまだ戦いの場にいる。それがもっとも重要なことだ」
「今夜は問題の発生箇所をすべてを調べるから、明日も上手くいくだろう。まだ道のりは長く、何が起こるか分からないけどね」
●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC):デイ2総合12番手
「エンジン交換によるペナルティーで、完璧なスタートではなかった。だけど、そこに拘わる意味は無くて、ただ僕たちのベストを尽くすだけだ」
「オーバーヒートが発生し、ファーストステージ(SS4)ではコース上でチェックをしなければならなかった。だけど、比較的フィーリングは良かったと思う」
「もちろん、新車でここに来たのが初めてだったから、すべてが順調にいくことはないと予想していた」
「今日は、ほぼ全員が何かしらの問題を経験したよね。そのなかで、うまく対応出来た方だと思う」
「明日は走行順が最初だから、難しい1日になるだろう。だけど、ベストを尽くして、何ができるか確かめるつもりだ」
■ヒュンダイ/ヒュンダイ・モータースポーツ
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC):デイ2総合3番手
「不満の残る1日の終わりだった。しかし、ポジティブな面に集中する必要がある」
「問題を抱えながらも、なんとかサービスパークまでクルマを運ぶことができた。それに、僕らはまだトップ3につけているのだからね」
「週末に表彰台を賭けて戦おうとしているのだから、それは重要なことだ」
「明日は不運なことが起きないことを願っているよ」
●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC):デイ2総合7番手
「3台すべてのマシンのエンジンにミスファイアがみられたことは、とても残念な状況だね」
「しかし、これもラリーのひとつだ。」
「メキシコの特殊で厳しい状況のなかで重要なのは、僕たちが問題に対処して、切り抜けられたことだ。
「ことわざに『明日という日がある』という言葉があるように、土曜日は反撃にでるよ!」
●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20 WRC):デイ2総合15番手
「スーパーSSでの多くの時間を失ったことに失望している」
「SS7の走り始めにいくつかの混乱があり、ステージを終えることができなかった」
「あの時、何が起こったのかを整理して理解する必要がある。僕の考えでは、タイムを失ってこそいたものの、マシンを止める理由は何も無かったはずなんだ」
「その時点まではとても良い日だったよ」
「マシンには競争力がある。だから、今の目標は明日以降の週末のために、本来あるポテンシャルを取り戻すことだ」