競技3日目を迎えたWRC世界ラリー選手権第3戦メキシコは現地3月11日、SS9~17が行われ、前日総合首位に浮上したクリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)がリードを広げた。トヨタのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は同6番手につけている。
前日のオープニングステージとなったSS4で総合トップに浮上したミークは、この日もSS11とSS13でトップタイムをマークするなど好調を維持。総合首位の座を守っている。
一方、ミークを追う同2番手セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)もSS12でトップタイムを記録する。しかし、続くSS13で痛恨のスピンを喫し、復帰に約10秒を費やすこととなった。
午後の走行では、トップを争うふたりのタイヤ選択が分かれた。ミークはハードタイヤ4本とソフトタイヤ2本、オジエはハード2本とソフト3本という構成に。
スピードに勝るソフトタイヤの本数が多いオジエが優位に立ったが、前述のスピンが響き、ミークとのギャップを詰めきれなかった。
なお、SS13終了時点で39.5秒に広がったミークとオジエの差は、最終的に30.9秒となっている。
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