3月23日に発売されるプレイステーション4用ソフト『WRC6』。その発売を前に、先行プレイするチャンスを得たので、今回はそのプレイフィールをお届けする。
『WRC6』は、その名の通りWRC世界ラリー選手権を題材にしたレースゲームで、世界で唯一、公式ライセンスを受けて制作されている。
前作のWRC5は全世界で70万本以上を売り上げているが日本では未発売。そのため、シリーズ最新作の発売を心待ちにしていたファンも多いはずだ。
本作には2016年シーズンのドライバーやマシン、開催ラリーの情報が収録されている。収録チームに関しては、昨年限りでWRCから撤退したフォルクスワーゲンからFWRTといったプライベートチームに加え、WRC2クラス、ジュニアWRCまでも網羅されている。
収録されているイベントも、悪天候の影響から中止されたラリー中国を含む2016年シーズンの全14戦をプレイ可能だ。
さてゲームを起動して、まず目を奪われたのはグラフィックの美麗さ。マシンはもちろん、コースサイドの観衆や木々、車両へのダメージ表現なども丁寧に描写されている。いわゆる“次世代ゲーム機”と呼ばれるプレイステーション4向けに作られているため、その描写力の高さは圧巻の一言だ。
そして実際にプレイすると、まずは想像以上に道幅が狭いことに驚く。例えばラリー・メキシコなどは、道路脇がすぐ崖になっているため、ゲームとは言えアクセルを全開にするのを躊躇してしまうほど。こういったステージを全速で駆け抜けるラリードライバーの力量に、改めて驚くことは間違いない。