2017年ブランパンGTスプリントカップは4月2日、イタリア・ミサノで開幕戦が行われ、HTPモータースポーツのマキシミリアン・バーク/フランク・ペレラ組84号車メルセデスAMG GT3が優勝した。
スプリントカップとエンデュランスカップで構成される『ブランパンGTシリーズ』。2017年シーズンも自動車メーカーのワークスチームからオーナードライバーを擁するプライベーターまで、多くのエントリーを集めている。
両シリーズを通じて2017年の初レースとなったミサノでは、計34台のFIA-GT3マシンが集結した。
日曜の決勝レースを前に、土曜に予選と予選レースが行われた。現地時間14時過ぎに始まった予選では、アテンプト・レーシングの66号車ランボルギーニ・ウラカンGT3がポールポジションを獲得。
予選レースは同日20時40分からナイトレースとして行われた。レースは1周目に中段グループで多重クラッシュが発生。多くのマシンが巻き込まれたほか、コース上にパーツが散乱したため赤旗が提示されることとなった。
レース再開後、トップを走る66号車ウラカンがパンクするなど波乱が続く。ウラカンの脱落でトップに浮上した84号車はバーク、ペレラとつなぎトップチェッカー。
2位は、予選10番手から順位を上げたHTPモータースポーツのファビアン・シラー/ジュール・シムコビアク組の85号車メルセデスAMG GT3。3位はAKKA ASPのマイケル・メアドウズ/ラファエル・マルチェッロ組90号車メルセデスAMG GT3が続き、AMG GT3勢が表彰台を独占する結果となった。