4月14日、イギリス・シルバーストンで2017年WEC世界耐久選手権が開幕した。今シーズンのオープニングセッションとなるフリー走行1回目では、TOYOTA GAZOO Racingの8号車トヨタTS050ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/アンソニー・デビッドソン)がトップタイムをマークしている。
現地11:45から始まった90分間のフリー走行1回目。シルバーストンと第2戦スパ・フランコルシャンでハイダウンフォース仕様のマシンを走らせる(スパから参戦する3台目を除く)トヨタは、8号車を駆るブエミが1分40秒104を記録し、このセッショントップとなった。
2番手にはポルシェLMPチームの2号車ポルシェ919ハイブリッドが入り、3番手にトヨタ7号車、ポルシェ1号車は4番手と、両陣営がトップ4を分け合う形に。
なお、ポルシェの2台はル・マン24時間で使用するローダウンフォース仕様のマシンで今戦に臨んでいる。
オレカ07・ギブソンのワンメイクレース状態となっているLMP2クラスは今季、LMP1からP2へ参戦クラスを変更したバイヨン・レベリオンの13号車が1分45秒913というタイムでクラストップ/総合5番手につけた。
LM-GTEはプロクラス、アマクラスともに地元イギリスのアストンマーチン・レーシングが速さをみせ、16年のGTEプロクラスチャンピオンである95号車バンテージがクラス首位/総合15番手。
また、アマクラストップの98号車バンテージが総合16番手で続き、フォードとポルシェ、フェラーリの3メーカー計6台のプロクラスマシンを上回ってみせた。