ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2024.06.17 14:16
更新日: 2024.06.17 14:38

「アクシデントがなければ勝てたと思う」トヨタ、ル・マンで悔しい2位表彰台。優勝まであと一歩届かず


ル・マン/WEC | 「アクシデントがなければ勝てたと思う」トヨタ、ル・マンで悔しい2位表彰台。優勝まであと一歩届かず

 フランス、ル・マンで開催されたWEC世界耐久選手権第4戦『第92回ル・マン24時間レース』決勝レースが、現地6月16日(日)の16時過ぎにフィニッシュを迎えた。2台のトヨタGR010ハイブリッドで出場したTOYOTA GAZOO Racingは、前年2位のセバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮組8号車が総合5位。予選タイム抹消によりクラス最後尾の23番手から追い上げることとなったホセ-マリア・ロペス/小林可夢偉/ニック・デ・フリース組7号車は総合2位表彰台を獲得したが、トヨタにとって2年ぶりとなる総合優勝にはあと一歩届かなかった。

 不安定な天候が予想されるなかで迎えた15日(土)の決勝日、サルト・サーキットには30万人を超える大観衆が詰めかけた。現地16時、晴れ間も見える曇り空の下、24時間の決勝レースがスタート。11番手と23番手からスタートした2台のトヨタGR010ハイブリッドは先行するライバルをオーバーテイクし続け、着実にポジションを上げていく。

 ときおり降雨に見舞われながらも、8号車はレース序盤の段階で表彰台争いに加わる位置につけ、姉妹車7号車もトップ6を狙える位置まで挽回してきた。コース上のアクシデントによりセーフティカー(SC)が導入されると、各車間のギャップがリセットされ、追い上げる7号車にとってはさらに好機となった。

「終盤のアクシデントがなければ勝てたと思う」トヨタ、ル・マン24時間レースで悔しい2位表彰台。優勝まであと一歩届かず
TOYOTA GAZOO Racingの8号車と7号車トヨタGR010ハイブリッド 2024年WEC第4戦ル・マン24時間

 リスタート後は難しいコンディションのなか2台のトヨタGR010ハイブリッドがトップ争いに加わる。8号車は9時間目から18時間目まで、雨のなかで平川が素晴らしいパフォーマンスを見せ、ピットストップのタイミング以外の大半でレースをリードしてみせる。4時間以上にわたった夜間の長いSCランのあと、19時間目に再度出されたSCが解除されると、再スタート時にはトップ7台がわずか4秒の中に入る接戦となり、この激戦はレース終盤まで続いていくことに。

 8号車を駆るハートレーはハイペースで周回を重ね、首位を行くフェラーリ50号車を猛追する。残り2時間15分、ふたたび強い雨が降り始めたため、ほとんどの車両が一斉にピットインする。この直後2番手の座を51号車フェラーリと争う8号車がミュルサンヌ・コーナーで接触されスピン。6番手まで順位を落とすこととなった。

 レースの最終盤、トヨタチームは2度にわたるパンクでタイムを失いながらも濡れた路面で圧倒的なハイペースで追い上げを見せる、ロペスの7号車に勝利の望みを託す。3番手を走行していたロペスは、フェラーリ51号車をかわして2番手へと浮上。残り2時間の時点で一旦はトップに立った。

 しかし7号車トヨタはフィニッシュまでにもう1回の給油が必要だった。その最後のピットインを終えた時点から、レース終了までのおよそ30分間は、ぎりぎりの残り燃料でトップチェッカーを目指すフェラーリ50号車と、それを猛追する2番手7号車によるバトルに。ここまでハイパースを見せてきたロペスは、ここでも当初40秒あった首位との差をじりじりと詰めていったものの、惜しくも逆転には至らず。7号車トヨタはフェラーリ50号車から14.221秒おくれて2位でチェッカーを受け、姉妹車の8号車トヨタはブエミのドライブで総合5位でフィニッシュすることとなった。

「終盤のアクシデントがなければ勝てたと思う」トヨタ、ル・マン24時間レースで悔しい2位表彰台。優勝まであと一歩届かず
2位となった7号車トヨタGR010ハイブリッド(前)と5位でフィニッシュした8号車トヨタGR010ハイブリッド(後/ともにトヨタ・ガズー・レーシング) 2024年WEC第4戦ル・マン24時間
「終盤のアクシデントがなければ勝てたと思う」トヨタ、ル・マン24時間レースで悔しい2位表彰台。優勝まであと一歩届かず
TOYOTA GAZOO Racingのピットを訪れたTGRワールドラリーチームのセバスチャン・オジエ(右)と勝田貴元(中央) 2024年WEC第4戦ル・マン24時間

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