元ルノーF1育成ドライバーのベン・ハンリーは、5月4~6日に開催されるWEC世界耐久選手権第2戦スパ・フランコルシャンに、負傷したマシュー・バキシビエールの代役としてLMP2クラスを戦うTDSレーシングから参戦する見込みだ。
昨年、5年ぶりにサーキットレースへ復帰したハンリーは、現在ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズなどのスポーツカーレースで活躍中。
2017年シーズンはELMSのLMP2クラスで戦うドラゴンスピードに所属し、ELMS開幕戦シルバーストンではポールポジションを獲得している。
今回ハンリーを起用するTDSレーシングは、今季からWECのLMP2クラスに新規参戦するチーム。
TDSはWEC開幕戦シルバーストンにバキシビエール、フランソワ・ペロード、エマニュエル・コラールという布陣で挑んだが、第2戦スパを前にバキシビエールが右足を骨折。チームは代役を立てる必要に迫られていた。
スパでバキシビエールの代役を務めることになるハンリーは今季、ELMSの所属チームであるドラゴンスピードからヘンリク・ヘドマン、フェリックス・ローゼンクビストともにル・マン24時間への参戦が決定済み。
当初は6月のル・マンでWEC初参戦となる予定だったが、今回の起用により、デビューが約1カ月早まることとなった。