4月17日、イタリアのイモラ・サーキットで2026年WEC世界耐久選手権第1戦『イモラ6時間レース』のフリープラクティス2回目が行われ、アルピーヌ・エンデュランス・チームの35号車アルピーヌA424が、7号車トヨタTR010ハイブリッドを0.114秒上回りトップに立った。
アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ、シャルル・ミレッシ、フェルディナント・ハプスブルクのトリオがドライブするこのマシンは、多くのハイパーカー勢がセッション序盤にタイムアタックを行うなか、ミレッシが開始15分ほどで1分30秒898をマーク。クラスで唯一1分31秒を切るタイムで、車両側面に設置されたポジション表示パネルに『1st』の文字を灯した。
先代のトヨタGR010ハイブリッドから大幅な改良が施されたTR010ハイブリッドをこのイモラ戦から投入しているトヨタ・レーシングは、ニック・デ・フリースが7号車で1分31秒012という好タイムをマークするも、アルピーヌには一歩及ばず2番手。それでも、今週火曜日に行われたプロローグと17日午前に実施されたFP1でトップ3を独占したフェラーリ勢に先行した。
跳ね馬の499P勢は、ファクトリーカーの50号車が3番手、同51号車が4番手に。トップとの差はそれぞれ0.138秒と0.189秒だった。FP1でトップとなったサテライトの83号車フェラーリは、1分31秒380で7番手にとどまっている。
プジョー・トタルエナジーズは、1台が13番手に甘んじたもののマルテ・ヤコブセンのドライブで1分31秒225を記録した94号車9X8は堂々の5番手。前年のイモラで表彰台を獲得した20号車BMW MハイブリッドV8(BMW MチームWRT)が6番手で続く結果となった。
8番手以下は007号車アストンマーティン・ヴァルキリー(アストンマーティンTHORチーム)、36号車アルピーヌA424(アルピーヌ・エンデュランス・チーム)、8号車トヨタTR010ハイブリッド(トヨタ・レーシング)というオーダーで並び、14番手の12号車キャデラックVシリーズ.R(キャデラック・ハーツ・チーム・JOTA)までがトップタイムから1秒以内に入った。
イモラでシリーズデビュー戦を迎えているジェネシス・マグマ・レーシングの2台は揃ってクラス最後尾となり、ベストタイムはミレッシのタイムから1.4秒遅れた。
LMGT3クラスは、ハート・オブ・レーシング・チームの23号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3エボと姉妹車の27号車がワン・ツーを飾り、この間には78号車レクサスRC F GT3(アコーディスASPチーム)が割り込んだ。トップタイムは代役としてWECデビュー果たしたコービー・パウエルが記録した1分42秒081で、これはレクサスのタイムを100分の7秒上回るものだった。
レクサスは前年2勝を挙げた87号車RC F GT3がクラス4番手に。その後方にはTFスポーツの33号車シボレー・コルベットZ06 GT3.Rと姉妹車34号車が並び、21号車フェラーリ296 GT3エボ(ビスタAFコルセ)が7番手につけた。
参戦2年目のメルセデスAMG GT3エボ(アイアン・リンクス)は79号車が8番手、姉妹車61号車は直後の9番手となり、トップ10リザルトの最後は91号車ポルシェ911 GT3 R(マンタイDKエンジニアリング)が締めくくった。ハイパーカークラスと同様に、LMGT3クラスも15台がトップタイムから1秒以内に収まる接戦となっている。
走行初日のスケジュールを終えたWEC開幕戦の2日目、18日土曜は10時30分(日本時間17時30分)からFP3が行われる。その後14時30分(日本時間21時30分)から予選およびハイパーポールが実施される予定だ。



