4月17日、イタリアのイモラではWEC世界耐久選手権第1戦『イモラ6時間レース』のフリープラクティスが始まった。2台のTR010ハイブリッドで参戦するトヨタ・レーシングはトラブルなく2度のプラクティスを終え、予選と決勝に向けた準備を加速させている。
■予選シミュレーションはデ・フリースと平川が担当
14日に行われた公式テスト『プロローグ』とは異なり、金曜日のイモラは暖かい気温と青空に恵まれた。
マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリースの7号車TR010ハイブリッドは、トップの35号車アルピーヌA424からわずか0.114秒差で2番手に。一方、セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮がドライブした8号車は、トップから約0.5秒遅れの10番手で、レースウイークの初日を終えている。
最速ラップは、それぞれフリープラクティス2の序盤にデ・フリースと平川が記録している。これらは、新品タイヤと軽めの燃料搭載時のアタックであった。こうした予選想定走行を除いては、2セッションとも主にメカニカル面や空力セッティングの比較を実施、クルマのセットアップやタイヤ戦略の最適化に活かされていくことになる。
18日土曜日にはフリープラクティス3と、決勝のスターティンググリッドを決する予選/ハイパーポールが行われる。
トヨタ・レーシングからWECイモラの走行初日に臨んだ6名のドライバーのコメントは、以下のとおり。
■小林可夢偉(チーム代表兼7号車ドライバー)
「フリープラクティスからレースウイークエンドをスタートできてよかったです。クルマはプロローグから改善されており、着実に前進しています」
「予選までにさらに改善を進め、できる限り良いグリッドポジションを獲得したいと思います。接戦になることが予想されますし、週末がとても楽しみです」
■マイク・コンウェイ(7号車)
「バランス面でまだ改善すべき点はいくつかある。現時点で自分たちがどこにいるのかを正確に見極めるのは難しい」
「FP2終了時点で2番手という結果は良く見えるが、全体像はまだ分からない。今夜はやるべきことがあるので、予選と決勝に向けてベストな状態に仕上げたいと思う」
■ニック・デ・フリース(7号車)
「まずまずの金曜日だった。全体的にポジティブな感触で、FP2ではクルマに満足している」
「今日はコンディションが安定していたので、プロローグ後に検討していたいくつかのセットアップを評価することができた。まだ改善が必要な部分や、タイヤについて理解を深める余地は残ってる」
■セバスチャン・ブエミ(8号車)
「プロローグから数日間あったことで、改善すべきポイントを洗い出すことができた。クルマは少し良くなったと感じている」
「気温が高くなったことで全体の状況やタイヤマネジメントも変わった。プロローグよりは良い状態にあり、週末に向けてさらに改善できればと思う」
■ブレンドン・ハートレー(8号車)
「トラブルのないスムーズな一日で、いくつか異なるセットアップを試すことができた。路面温度がプロローグとは異なり、その影響もあった」
「全体的に見てもトップ争いは非常に僅差だ。チャンスはあると感じているが、すべてをうまくまとめる必要がある」
■平川亮(8号車)
「今日はプロローグよりも気温が高く、クルマやタイヤの挙動が少し変わりました。トップには近づいていますが、まだ充分ではないので、ラップタイムをもう少し伸ばす必要があります」
「このコンディションが週末まで続きそうなので、それに合わせてクルマを最適化していきたいです」



