4月18日、イタリアのイモラ・サーキットでWEC世界耐久選手権第1戦『イモラ6時間レース』の予選が行われ、ハイパーカークラスに参戦するトヨタ・レーシングは、アップデートを導入し名称とリバリーが変更された『TR010ハイブリッド』の最初のレースにおいて、フロントロウからの決勝スタートを決めた。
WECの予選方式は今年も『予選』『ハイパーポール』という2ステージ制。12分間の予選では、17台のハイパーカーのうち、上位10台が次のステージにへと進出する。
晴天で気温が高いコンディションのなか、7号車TR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリース)はデ・フリースが、8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)は平川がステアリングを握り、コースへと出ていった。
ここでデ・フリースは3番手タイムを記録し、平川も7番手で続き、ハイパーポール進出を決める。上位15台が1秒以内にひしめく、極めて僅差のセッションであった。
上位10台による10分間のハイパーポールでは、最終アタックで平川が全体ベストタイムを更新。残り時間がわずかとなるなかで暫定トップに立った。
しかし、チェッカーが振られる中で最終アタックを敢行した51号車フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ)のアントニオ・ジョビナッツィが、平川のタイムを0.011秒上回って、ポールポジションを奪うことに。平川は、わずかの差でポールに手が届かなかった。
一方デ・フリースも競争力のある走りを見せ、ポールから0.305秒差の6番手と、決勝に向けて充分なポジションを確保している。
ハイパーカー勢の拮抗したラップタイムが示す通り、日曜日の決勝レースへの期待は一層高まっている。現地時間13時(日本時間20時)にスタートする決勝で、トヨタ・レーシングはハイブリッドパワートレーンによるWEC参戦100戦目を迎える。チームは2024年イモラ戦での勝利再現を目指し、開幕戦に挑むことになる。
トヨタ・レーシングで予選/ハイパーポールを担当した2名のドライバーのコメントは、以下のとおり。
■ニック・デ・フリース(7号車)
「全体的に良い予選だったと思う。ハイパーポールでこの週末初めてこのタイヤを使ったが、新しいチャレンジとして楽しめた」
「6番手という結果は、持っているパフォーマンスを最大限に引き出せたものだと思う。決勝に向けて良いチャンスがあるので、とても楽しみだ」
■平川亮(8号車)
「正直、予選前まではクルマやタイヤで少し苦戦していましたが、予選を通じて徐々にペースを上げることができました」
「チームのサポートもあり、セットアップを細かく調整して、ほぼ完璧なラップを走ることができました。フロントロウ獲得は素晴らしい結果です」
「週末を通してとても良い流れなので、この勢いを保ち、明日はさらにひとつ上を目指してプッシュしたいと思います」



