ベルギーで開催されているWEC世界耐久選手権第2戦『トタルエナジーズ・スパ・フランコルシャン6時間レース』は、走行2日目の5月8日にフリープラクティス3(FP3)が行われた。週末最後のプラクティスとなる同セッションでは、キャデラック・ハーツ・チーム・JOTAの12号車キャデラックVシリーズ.R(ウィル・スティーブンス/ノーマン・ナト/ルイ・デレトラズ)がトップタイムを記録している。

 土曜決勝となるWECスパは金曜が予選日。これにともない1時間のFP3も同日午前に実施された。デブリ除去のために計2回、92号車ポルシェ911 GT3 Rエボ(ザ・ベンド・マンタイ)の車両回収も含め都合3回フルコースイエローでの中断があった同セッションは、午後の予選/ハイパーポールを想定したタイムアタックが序盤に集中した。

 この中でトップタイムを記録したのは12号車キャデラックだった。スティーブンスはJOTAのマシンで2分02秒379というタイムをマークし、ロバート・クビサ(AFコルセ/83号車フェラーリ499P)が最序盤に設定したターゲットタイムを0.023秒上回った。

 ハリー・ティンクネルは007号車アストンマーティン・ヴァルキリー(アストンマーティンTHORチーム)で2分02秒469を記録して3番手に入り、ジャック・エイトケンの予選シミュレートでトップ3につけていた38号車キャデラックを4番手に追いやっている。

 優勝候補のフェラーリAFコルセは51号車499Pが5番手、姉妹車の50号車が6番手に。以下、93号車プジョー9X8(プジョー・トタルエナジーズ)、35号車アルピーヌA424(アルピーヌ・エンデュランス・チーム)、94号車プジョー、36号車アルピーヌとフランス勢が7番手から10番に固まった。

 新参の19号車ジェネシスGMR-001ハイブリッド(ジェネシス・マグマ・レーシング)は、マシュー・ジャミネが2分03秒104というタイムをマークするも、11番手で惜しくもトップ10入りを逃した。36号車アルピーヌとのタイム差はわずか1000分の2秒だった。

 トヨタ・レーシングの2台は8号車TR010ハイブリッドがトップとコンマ8秒差の13番手。7号車は2.3秒の遅れでハイパーカークラスの最後尾となっている。

 LMGT3ではフィン・ゲルシッツ駆る58号車マクラーレン720S GT3エボが2分17秒068でクラス最速車に。姉妹車の10号車が1000分の4秒差で続き、ガレージ59がワン・ツーを占めた。

 クラス3番手は、マクラーレン勢を除いて唯一2分17秒台に入れてきた21号車フェラーリ296 GT3エボ(ビスタAFコルセ)。4番手は2分18秒171をマークした78号車レクサスRC F GT3(アコーディスASPチーム)で、終盤にスローダウンしコース脇でストップしFCYの原因となった92号車ポルシェがトップ5を締めくくった。

 WEC第2戦スパの予選およびハイパーポールは、このあと14時30分(日本時間21時30分)から行われる予定だ。

キャデラックが僅差でフェラーリを上回る。13番手トヨタまでが1秒以内にひしめく【WEC第2戦FP3レポート】
19号車ジェネシスGMR-001ハイブリッド(ジェネシス・マグマ・レーシング) 2026年WEC第2戦スパ・フランコルシャン

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