7月10日、ブラジルのインテルラゴス・サーキットでWEC世界耐久選手権の2026年シーズン第4戦『ロレックス・サンパウロ6時間レース』のフリープラクティス1(FP1)が行われ、ハリー・ティンクネル/トム・ギャンブル組の007号車アストンマーティン・ヴァルキリー(アストンマーティンTHORチーム)が週末最初のセッションで一番時計を刻んだ。
ル・マン24時間レースから4週間、スポーツカーの世界選手権を戦うチームとドライバーたちは、ブラジルが誇る伝統のグランプリコースへとやって来た。
12日(日)の決勝に向け、セッティングの確認や調整などを行う貴重な走行時間となるプラクティスのうち、最初のFP1は現地11時からスタート。セッション開始時のコンディションは晴れ/ドライ。気温は22.1℃、路面温度は30.7℃だ。
90分間のFP1の序盤は、83号車フェラーリ499P(AFコルセ)が1分25秒184というタイムでトップに。そのまま中盤までタイミングモニターの最上部をキープしていたが、トラックリミット違反をとられベストタイムが抹消される。
代わってそれまで2番手につけていた007号車アストンマーティン・ヴァルキリーが1分25秒457でトップに立ち、わずか0.024秒の差で50号車フェラーリが2番手、フェラーリAFコルセの姉妹車である51号車も3番手に並ぶ。
さらに83号車フェラーリが1分25秒596というタイムで2台のファクトリーカーに続いたことで、上位5台のうち3台が499Pとなった。そのトップ5をリスト締めくくったのは36号車アルピーヌA424(アルピーヌ・エンデュランス・チーム)でトップと差は0.243秒だった。
前戦ル・マンで総合2位となった20号車BMW MハイブリッドV8(BMW MチームWRT)は、トップから0.541秒おくれの6番手。そこから1000分の4秒の僅差で19号車ジェネシスGMR-001ハイパーカー(ジェネシス・マグマ・レーシング)が7番手につけ、94号車プジョー9X8(プジョー・トタルエナジーズ)と17号車ジェネシス、さらに10番手となった12号車キャデラックVシリーズ.R(キャデラック・ハーツ・チーム・JOTA)までの5台は、各車のギャップがコンマ1秒未満と非常にタイムが接近した結果となっている。
トヨタの2台は、小林可夢偉組の7号車トヨタTR010ハイブリッドが12番手、平川亮組の8号車はクラス最後尾の17番手だ。
LMGT3クラスは、セッション序盤に1分34秒883をマークした61号車メルセデスAMG GT3エボ(アイアン・リンクス)が最速に。このタイムは2番手につけた34号車シボレー・コルベットZ06 GT3.R(レーシング・チーム・ターキー・バイ・TF)を0.576秒上回るものだ。
クラス3番手には鮮やかなブラジル国旗カラーをまとった32号車BMW M4 GT3エボ(チームWRT)つけた。
32号車と同じくトップからコンマ7秒おくれた77号車フォード・マスタングGT3エボ(プロトン・コンペティション)が4番手となり、21号車フェラーリ296 GT3エボ(ビスタAFコルセ)が5番手につけたことで、このクラスではトップ5に異なるブランドのGT3カーが並ぶこととなった。
WEC第4戦サンパウロのFP2は、このあと15時50分(日本時間11日3時50分)から開始される。走行時間はFP1と同様に90分間だ。
