7月10日、ブラジルのインテルラゴス・サーキットでWEC世界耐久選手権第4戦『ロレックス・サンパウロ6時間レース』のフリープラクティス2(FP2)が実施され、マシュー・ジャミネが全体最速タイムを記録。これはジェネシス・マグマ・レーシングが世界選手権のセッションで初めてタイムシートの最上位に立ったことを意味する。
この韓国のメーカーは、今季2026年からWECの最高峰であるハイパーカークラスにデビューした。19号車ジェネシスGMR-001ハイパーカー(ジャミネ/ポール・ループ・シャタン/ダニエル・ジュンカデラ組)を駆るジャミネが記録した1分24秒271というタイムは、セッション序盤の予選シミュレーション走行中に達成されたものだ。
ジャミネは、リーダーボードのトップにおいて、マルコ・ソーレンセンが乗り込んだ009号車アストンマーティン・ヴァルキリー(アストンマーティンTHORチーム)をわずか0.060秒上回った。
3番手は、FP1でトップタイムを記録したハリー・ティンクネルの007号車アストンマーティンで、タイムは1分24秒487だった。このトップに続いたのは、前年のブラジル大会で予選、決勝ともにワン・ツーを決めたキャデラック・ハーツ・チーム・JOTAの38号車と12号車キャデラックVシリーズ.Rだ。ジャック・エイトケン駆る38号車は1分24秒685をマークし、姉妹車でディフェンディング・ウイナーである12号車をわずか0.028秒上回った。
トップ6の最後を締めくくったのは、35号車アルピーヌA424のシャルル・ミレッシで、1分24秒755を記録した。7番手は3台のフェラーリ499Pの中で最速だった、AFコルセのサテライトマシン83号車。ロバート・クビサが1分24秒871をマークしている。
8番手には1分24秒912を記録した15号車BMW MハイブリッドV8(BMW MチームWRT)が入り、36号車アルピーヌ、50号車フェラーリ(フェラーリAFコルセ)、20号車BMW、94号車プジョー9X8(プジョー・トタルエナジーズ)と続いた計4台がこのタイムから0.1秒以内にひしめき合った。
上位のタイムはすべて90分間のセッションの序盤3分の1の時間帯に記録されたが、トヨタは今回もタイムシートの上位に名を連ねることはなかった。トヨタTR010ハイブリッドの最上位は14番手の7号車で、姉妹車の8号車は15番手となった。なお、17台のハイパーカー全車が1.3秒以内の差に収まっている。
FP2のセッション中に大きなアクシデントは一切発生せず、各チームはインテルラゴス・サーキットで充分な周回を重ねることができた。
LMGT3クラスも接戦であり、上位3台が0.1秒の範囲内に収まるなか、アコーディス・ASPチームのレクサス RC F GT3勢がこのカテゴリーをリードした。トップタイムは87号車のクレメンス・シュミットが記録した1分34秒498。これにアドリアン・デイビッド駆る78号車が0.037秒差で続いた。
僅差のトップ3を締めくくったのは、23号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3エボ(ハート・オブ・レーシング・チーム)だ。WEC参戦2戦目であり、インテルラゴスの走行は今週末が初めてのコービー・パウエルが1分34秒580をマークしている。
58号車マクラーレン720S GT3エボ(ガレージ59)がクラス4番手、5番手にはアストンマーティンの2台目である27号車が続いた。
走行初日のトラックアクションが終了したインテルラゴスでは、現地土曜10時10分(日本時間22時10分)からさらに1時間のプラクティス(FP3)が予定されており、その後、決勝のスターティンググリッドを決定する予選とハイパーポールが実施される。



