レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.06.26 20:59
更新日: 2018.12.19 12:25

ブランパンGTアジア、日本初上陸。日本勢の“苦戦”と求められるもの

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | ブランパンGTアジア、日本初上陸。日本勢の“苦戦”と求められるもの

 6月24〜25日に、鈴鹿サーキットで開催されたブランパンGTシリーズ・アジア(BGTA)第3ラウンド。日本で初めて開催されたレースではあるが、1日目は10,400人、2日目は7000人の観衆を集め、GT3カーによる白熱のバトルが展開された。

■2017年からスタートした新たなアジアのGTレース

 ブランパンGTシリーズ・アジアは、その名のとおりヨーロッパで非常に多くのエントラントを集めているブランパンGTシリーズの“アジア版”。使用されるマシンはGT3カー、そして近年多くのメーカーから車両がリリースされているGT4カー(現在のところBGTAではポルシェ・ケイマン・クラブスポーツMRのみ)だ。

 レースは金曜に2回、土曜朝に1回と合計3回のフリープラクティスが行われ、土曜に2人のドライバーそれぞれがアタックを担当する予選が15分ずつ行われ、土日に60分間のレースがそれぞれ1回ずつ開催される。レースは2人のドライバーが交代するかたちだが、ピットストップは開始25〜35分の間のピットウインドウオープン時に限られ、前戦のトップ3はピットストップ時に“タイムサクセスペナルティ”が課せられる。

 シリーズは2017年に始動し、昨年まで開催されていたGTアジアのチームがほとんどこのBGTAに移行しているが、今回レース2を制したグループMレーシングなど、ヨーロッパでメーカーワークスドライバーとして活躍しているドライバーを起用しているチームが多く、競技レベルはGTアジアの頃から大きく向上している印象はあった。

 また、WEC世界耐久選手権でも活用されているフルコースイエロー(FCY)など、競技の公平性を損なわない新たなレギュレーションも活用されている。今回の鈴鹿ラウンドでもレース2でFCYが入る時間があった。

ブランパンGTシリーズ・アジアでは海外チームのGT3カーたちが鈴鹿に集った。
ブランパンGTシリーズ・アジアでは海外チームのGT3カーたちが鈴鹿に集った。


関連のニュース