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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.06.27 13:22
更新日: 2017.06.27 13:25

2度目のル・マン挑戦の澤圭太、「ゴール後は悔しさと安堵の涙で前が見えなかった」

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ル・マン/WEC | 2度目のル・マン挑戦の澤圭太、「ゴール後は悔しさと安堵の涙で前が見えなかった」

 2017年からWEC世界耐久選手権のLM-GTEアマクラスにフル参戦している澤圭太とクリアウォーター・レーシングは、6月14~18日に開催された第3戦ル・マン24時間耐久レースに出場。予選結果はクラス11番手と振るわなかったが、決勝では持ち前のレースでの強さを発揮しクラス5位完走を果たした。

 WEC開幕戦シルバーストンで衝撃のデビューウイン。続く第2戦スパ・フランコルシャンでも3位表彰台を獲得し、良い状態でル・マンを迎えたチームと澤。ル・マンにはレギュラー参戦の61号車フェラーリ488 GTEにスポット参戦となる60号車フェラーリ488 GTEを加えた2台体制で挑んだ。

 2016年、「30代でル・マンに行く」という公言を39歳で実現させ、今季自身2度目のル・マンに挑む澤は、6月12日(月)に現地に入り公開車検に参加。13日(火)は集合写真セッションやドライバーブリーフィングに出席し、走行初日の14日(水)を迎えた。

2度目のル・マンに挑んだ澤圭太
2度目のル・マンに挑んだ澤圭太
公開車検後に記念撮影を行うクリアウォーター・レーシング
公開車検後に記念撮影を行うクリアウォーター・レーシング

 澤、ウェン-サン・モク、マット・グリフィンが乗り込む61号車フェラーリは、14日のフリープラクティスで第1戦、第2戦と変わらぬいつものスタイルでマシンのセットアップを進めていき、22時から開始された公式予選ではグリフィンのアタックでクラス6番手につけた。

 15日(木)の公式予選2回目、3回目は例年以上に路面にラバーが乗り、タイムが出やすい状況に。続々とタイムが更新されていくなか、61号車フェラーリもアタックを開始。しかし、グリフィンのアタックは不発に終わる。さらに予選3回目でもクリアラップがとれずクラス11番手に沈んだ。

 迎えた17日(土)の決勝、チームは朝のウォームアップで決勝用のセットを確認し、15時からのスタートを待った。スタートを担当したモクは、クラス14~15番手で走行しながら約2時間におよぶ2スティント走行を終えグリフィンに交代。グリフィンは2スティントのなかでポジションをトップ10圏内まで挽回して澤にバトンをつなでいく。

 代わった澤もポジションを上げながら走行を続けるが、2スティントの中盤でLMP2車両と接触。タイヤとホイールにダメージを負ってしまう。幸いマシンに致命的なダメージはなかったものの約1分30秒ほどタイムを失い、順位はクラス12番手まで後退してしまう。

ピットインした61号車フェラーリ488 GTE
ピットインした61号車フェラーリ488 GTE


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