7月2日にワトキンスグレン・インターナショナルで決勝レースが行われたIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)第6戦。このレースに挑んだ2台のマツダRT24-Pのうち、トリスタン・ヌネス/ジョナサン・ボマリート/スペンサー・ピゴット組55号車が総合3位でチェッカーを受け、チームは2戦連続の表彰台を獲得した。
予選9番手からスタートした55号車マツダは、トリスタン・ヌネスがスタートドライバーを務める。
途中、ボマリートのスティントを挟んだレース中盤、インディカー・シリーズも戦うピゴットは3スティント連続のドライブを敢行。ピットタイミングの関係から一時、ラップリーダーに浮上した。
55号車はレース残り1時間弱のタイミングでボマリートに再度ドライバー交代。最終的に3位でチェッカーを受けた。この結果、チームは前戦デトロイトに続く2戦連続表彰台フィニッシュを達成している。
「今回は良いリズムに乗れた。特に、チームの皆がとても良い仕事をしてくれたよ。少し雨が降り始めた時、スポッターが僕に情報をくれたんだ。(雨の)降り始めは、とにかく集中しないといけないからね」と語るのは、フィニッシュドライバーを務めたボマリート。
「彼らのおかげで、僕は自分のドライビングにだけ集中できた。さらに、ピットからは4番手を走っていた52号車リジェとのマージンをつねに教えてもらっていたんだ。おかげで終盤に一生懸命プッシュし、ベストラップを記録することができたよ。良い週末だったけど、一番大事なことはマシンの進歩が大きく進んだことだね」
スタートドライバーを務めたヌネスは「チームメイトたちは、すごくいい仕事をやってくれた。スペンサー(・ピゴット)のトリプルスティントとジョナサン(・ボマリート)の最終スティントにはワクワクしたよ。何と言っても、表彰台フィニッシュは格別だね」とコメント。
中盤、3連続スティントを敢行したピゴットは「クルマの状態は良かったし、チームのピットワークも素晴らしかった。本当に申し分なかったよ。また表彰台に上がれて嬉しい」とレースを振り返った。