レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.07.07 18:56
更新日: 2018.12.03 16:22

IMSA、プロ・アマ対象の『フロリダ36時間』新設。WEC、ELMSチームの参戦求む

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | IMSA、プロ・アマ対象の『フロリダ36時間』新設。WEC、ELMSチームの参戦求む

 WSCCウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップを運営するIMSAは7月6日、プロ・アマチームを対象とした新たなクラス賞を、デイトナ24時間とセブリング12時間に設ける『フロリダ36時間』構想を発表、2018年より実施する。

 現在、WSCCの最高峰であるPクラスは、DPiとLMP2カーによって争われているが、最低1名のアマチュアドライバーの搭乗が義務付けられるWEC世界耐久選手権、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズとは異なり、ドライバーラインアップに関する制限がない。
 
 そのため全員がプロ、プロとアマチュアの混在、アマチュアのみ、いずれの構成も可能となるが、アマチュアドライバーを含むプロ・アマ構成のチームの上位進出は難しく、それゆえ参戦するチームも多くないのが実情だ。

 このような状況をみてIMSAは、WECやELMSに参戦するLMP2チーム、GT3マシンを用いるプロ・アマチームをシリーズに呼び込むことを模索。

 WEC、ELMSのシーズン開幕前となる1月のデイトナ24時間、3月に開催されるセブリング12時間の2レースにおいて、プロ・アマクラスを対象とした『トゥルーマン・プロ・アマチーム・エンデュランス・アワード』という新たな賞を設け、来シーズンより実施するとした。

 同賞の受賞者には、デイトナでロレックスの高級時計『コスモグラフ・デイトナ』が、セブリングでは特製トロフィーが贈られる予定だ。

 また、IMSAはチームのレース参加ハードルを下げるべく、エントリー費の50パーセント割引、1レースにつき1000ドル(約11万3000円)の燃料代クレジット、デイトナ用コンチネンタルタイヤ2セット、セブリング用の1セットの無償提供、各イベントのホスピタリティ、旅費の割引などの各種特典を用意している。

「もし、あなたがLMP2またはGT3カーでレース活動を行うチームやドライバーであるなら、我々のプログラムはあなたのためにあると言っても過言ではない」と語るのはIMSAのスコット・アサートン代表。

「世界を代表するふたつの耐久レース(フロリダ36時間)への参加を、すでに考えている人たちには、その決定を確かなものとするために追加の支援を提供することも可能だ」


関連のニュース