インディカー・シリーズやNASCARなどで活躍するチーム・ペンスキーは7月11日、ホンダの北米ブランドであるアキュラと提携し、2018年よりIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)の最高峰、Pクラスに参戦することを明らかにした。
ペンスキーとアキュラが挑むPクラスは、2017年から既存のLMP2カーをベースにオリジナルのボディカウル、エンジンを装備して各自動車メーカーの特色を盛り込んだプロトタイプマシンを制作できるDPi規定を採用。
導入初年度となる2017年シーズンはキャデラック、マツダ、ニッサンの3メーカーが独自のマシンを開発して参戦している。
来季のシリーズ参入を発表したペンスキーも、このDPi規定に基づきアキュラとともに新型マシン『ARX-05』を開発中であるという。
8月中にも公式発表される予定のニューマシンは、オレカ、ダラーラ、オンローク(リジェ)、ライリーの4社が展開するLMP2カーのなかで唯一DPiが作られていない『オレカ07』をベースにALMSアメリカン・ル・マン・シリーズ、ル・マン24時間耐久レースでの実績がある3.5リッターV6ツインターボエンジン、HR35TTを改称した『AR35TT』を搭載する。
新車の公式戦デビューは、2018年1月のデイトナ24時間になる見込みで、チームは2台体制でシリーズに参戦する予定。なお、現在のところドライバーラインアップは未定だという。
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