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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.08.02 17:17
更新日: 2017.08.02 20:37

スパ24時間:ニッサンGT-Rが2台揃って完走。「毎年レースのレベルが上がっている」と千代勝正

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ル・マン/WEC | スパ24時間:ニッサンGT-Rが2台揃って完走。「毎年レースのレベルが上がっている」と千代勝正

 トタル・スパ24時間は7月29~30日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで24時間の決勝レースが行われ、2台のニッサンGT-RニスモGT3で参戦したモチュール・チームRJN・ニッサンは、23号車GT-R(千代勝正/アレックス・バンコム/ルーカス・オルドネス)が総合13位、僚友22号車GT-R(マット・パリー/ストルアン・ムーア/マット・シモンズ)は総合30位でチェッカーを受け、2台揃って完走を果たした。

 2017年シーズン、ブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップにフル参戦しているチームは、スパ24時間の前哨戦、第3戦ポール・リカールで23号車GT-Rが予選32番手から5位入賞を飾る好調さをみせたほか、スパの予選でもトップ10につけており本戦での活躍にも期待が高まっていた。

23号車ニッサンGT-RニスモGT3 2017スパ24時間
23号車ニッサンGT-RニスモGT3 2017スパ24時間

 
 迎えた決勝、23号車GT-Rは10番手グリッドからスタートし最初の2時間を順調に終える。しかし、2回目のピットストップを終え、3スティント目に入ったタイミングで突如左リヤタイヤがパンク。緊急ピットインを迫られることとなった。
 
 このアクシデントのほかにブレーキトラブルにも見舞われた23号車は、一時20番手台まで順位を落としたが、最終的に63台中、総合13位でチェッカーを受けている。

 スタートドライバーを務めたバンコムは「僕らにできることはすべてやったけれど、勝利の女神は微笑んでくれなかった」とコメント。
 
「予定外のピットインが2回もあり順位を落としてしまった。しかし、それ以外はいいペースで走ることができていたんだ。トップ10フィニッシュは逃してしまったけれど、チームのハードワークのおかげでいい成績を残すことができたよ」

23号車ニッサンGT-RニスモGT3 2017スパ24時間
23号車ニッサンGT-RニスモGT3 2017スパ24時間

 
 また、自身のスティント中にパンクに見舞われた千代も「途中いくつかのトラブルで予定外のピットストップがあり、トップから周回遅れになってしまいましたが、レース中はトップグループと大差のないペースで走れました。このことは大きな収穫だったと思います」とペース面ではポジティブな結果だったことを認める。
 
「スパ24時間は毎年レースの競争レベルが上がっていて、(現在は)24時間スプリントのようなレースを展開しています」

「その中でドライバーとして24時間集中力を切らさず走り続けるのは本当にタフな戦いになりますが、こういった世界でも有数のレースに出ることで、自分自身も鍛えられ、多くの学びがあるので、この経験を将来に活かしていきたいと思います」と、さらなる高みを目指す姿勢を覗かせた。

22号車ニッサンGT-RニスモGT3 2017スパ24時間
22号車ニッサンGT-RニスモGT3 2017スパ24時間


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