CEFCマノーTRSレーシングとイギリスの老舗コンストラクター、ジネッタは11月1日、中国・上海でプレスカンファレンスを実施し、マノーがジネッタ製新型LMP1マシンを用いて2018/19年のWEC世界耐久選手権に参戦すると発表した。
2016年にWECのLMP2クラスに新規参入したマノーは今年1月、プライベーター向けLMP1マシンを製造すると発表していたジネッタとパートナーシップを結び、2018年以降のLMP1参戦を目指す計画があると明言していた。
そんななかで行われれた今回の参戦発表ではドライバーラインアップ等、チーム体制の詳細は明らかにされず。リソースを集中させ1台体制とするのか、2015~2016年のLMP2での活動と同様に2台体制を維持するのか、LMP1とLMP2に1台ずつという体制になるのかは現在のところ不明だ。
また、ジネッタはフランスのメカクロームより、3.4リッターV6ターボエンジンの供給を受ける契約を結んでいるが、マノーはエンジンパートナーについても今後発表するとしている。
マノーの発表によって来シーズンのLMP1クラスは、10月31日にELMSからステップアップするとアナウンスしたドラゴンスピードとマノーの2チームがエントリーすることが確定。
ロシアのBRエンジニアリングとともに独自の新型LMP1マシンを製作中のSMPレーシングもまた新規参戦を目指しているほか、2017年シーズン途中まで唯一のLMP1プライベーターチームとしてWECに参戦していたバイコレスも復帰参戦するものと考えられている。