IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)に参戦しているCOREオートスポーツは2018年1月25~28日、シーズン開幕戦として行われるデイトナ24時間レースにプロトタイプ(P)クラスから参戦すると発表。これにあわせてチームはロマン・デュマ、ロイック・デュバルの2名を助っ人ドライバーとして起用するとアナウンスした。
アメリカ人実業家のジョン・ベネット率いるCOREオートスポーツは、2011年よりWSCCの前身であるALMSアメリカン・ル・マン・シリーズのプロトタイプ・チャレンジ(PC)クラスに参戦。2016年までの6年間にALMSとWSCCで2回ずつ、計4度のPCクラスチャンピオンに輝いた強豪チームだ。
2017年、チームは同年限りでPCクラスが廃止されるのに先立ち、GT3カーで争われるGTデイトナ(GTD)クラスに戦いの場を移したが、わずか1年で方針を転換。2018年は参戦クラスを最高峰のプロトタイプ(P)クラスにスイッチし、各レースで総合優勝を目指す。
ドライバーラインアップは2014年から継続しているベネットとコリン・ブラウンの2名をレギュラードライバーとしながら、開幕戦デイトナではポルシェ・ワークスドライバーのデュマ、さらに、アウディのDTMドライバーであるデュバルという超強力な助っ人が加わることとなった。
ともにル・マン24時間総合優勝、WEC世界耐久選手権シリーズチャンピオンという経歴を持ち、耐久のスペシャリストともいえる2名をチームに迎えるベネットは次のように語っている。
「ロマン・デュマとロイック・デュバルはいずれも世界でもっとも才能のあるドライバーたちだ。彼らのような“オールスター・メンバー”とチームにとって新車となる『オレカ07』をシェアできるなんて信じられないよ」