WEC世界耐久選手権のLMP2タイトルを獲得したレベリオン・レーシングは2018/19年、シリーズのトップカテゴリーであるLMP1クラスに復帰すると発表した。
スイスに本拠を置くレベリオン・レーシングは2012年のWEC創設当時からLMP1クラスにプライベーターチームとしてシリーズにフル参戦し、2016年まで5年連続クラスチャンピオンを獲得してきた強豪チーム。
今シーズンはコンペティションを求めて長年戦ってきたLMP1プライベータークラスからLMP2クラスにスイッチ。フランスの人気コミック『ミシェル・ヴァイヨン』とコラボレーションしたことに加え、ドライバーラインナップにブルーノ・セナ、ニコラ・プロスト、ネルソン・ピケJr.という1980年代のF1を彷彿とさせるビッグネームを揃えたことで話題となった。
そんなチームは12月13日、2018/19年の“スーパーシーズン”に向けて体制発表を行い、移行初年度にドライバーズ、チームズチャンピオンを獲得したLMP2クラスからふたたびシリーズ最高峰のLMP1クラスに挑戦することを表明した。
クラスの再移行とともに来季も2台体制を維持することをアナウンスしたチームは、あわせてドライバーラインアップも発表。
長年にわたってチームに在籍するマティアス・ベッシェと、今季の戴冠の立役者となったセナの2名に加えて、ポルシェ・ワークスドライバーのアンドレ・ロッテラーが新加入する。また、同じくポルシェ陣営に所属し、かつてはレベリオンからWEC/ル・マンに参戦していたニール・ジャニがチームに復帰することが決まった。
さらに、10月7日に開催されたIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ最終戦プチ・ル・マン(ロード・アトランタ)に同チームの一員として出場したグスタボ・メネゼス、19歳でジャッキー・チェン・DCレーシングからWECにフル参戦しルーキーイヤーのル・マンでクラス優勝を達成したトーマス・ローランが新メンバーとして発表されている。