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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.07.30 17:20
更新日: 2016.07.31 04:14

初の24時間に挑む高星明誠。「ドライバーとしてすばらしい経験ができる」

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ル・マン/WEC | 初の24時間に挑む高星明誠。「ドライバーとしてすばらしい経験ができる」

 いよいよ7月30日、決勝レースのスタートを迎えるブランパンGTシリーズのハイライト、スパ24時間耐久レース。レースに向けて、ニッサンGTアカデミー・チームRJNから初めての24時間レースに挑む高星明誠に聞いた。

 高星は昨年まで日本でレースを戦っていたが、今季は新たにイギリスに居を移し、ニッサンGT-RニスモGT3をドライブしている。全日本F3へのスポット参戦や、8月6〜7日のスーパーGT参戦等、日本とイギリスとを往復する多忙な生活を送っている。そんな高星にとっても、今回のスパ24時間はシリーズのハイライトとも言える。レースを前に、今季の前半戦を振り返ってもらった。

Q:ブランパンGTシリーズ参戦も中盤を迎えましたが、心境などの変化はありましたか?
高星明誠(以下高星):特に大きな変化はありません。日本にもレースの合間に何度も帰国をしていますし、ヨーロッパとの生活環境でギャップに悩むこともありませんね。イギリスではニスモの日本人スタッフと合宿生活をしているので、日常生活でもレースでも慣れた人たちと一緒にいられるのは恵まれていると思います。このスパ24時間を迎えるまでで、ブランパン耐久シリーズの開幕戦のモンツァでの総合4位がいちばんの好成績でした。自分自身でもそうですが、もっとGT-Rで耐久もスプリントでもモンツァ以降も活躍できることを期待していました。まだこれといった成績を残せていないというのが現状で、とても悔しい思いでいっぱいです。

Q:耐久でもスプリントでも、苦戦している原因はなんでしょうか?
高星:GT3マシンには性能調整が行われているのですが、それに順応し切れていないのも一因です。それと、毎レースウイークでいちばん苦戦しているのは予選です。限られた時間の予選で、トラフィックのなかのタイミングをつかめず、アタックをしきれなかったりと、自分たちのミスで起きているのも否定はできません。4位や5位を狙えるレースもあったのですが、トップグループと1秒もの差が開いてしまっていますので、根本的なセットアップを見直す必要があることを僕自身もチームも自覚していて、まだそのいいポイントが見つけ出せていないのが現状です。

23号車ニッサンGT-RニスモGT3
23号車ニッサンGT-RニスモGT3


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