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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.03.19 07:35
更新日: 2018.03.19 18:12

IMSA:ニッサンDPi、セブリングで今季初優勝。ニッサンエンジン搭載車の勝利は24年ぶり

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ル・マン/WEC | IMSA:ニッサンDPi、セブリングで今季初優勝。ニッサンエンジン搭載車の勝利は24年ぶり

 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ第2戦セブリングは3月17日、12時間レースの決勝レースが行われ、テキーラ・パトロン・ESMの22号車ニッサンDPi(ヨハネス・バン・オーバービーク/ピポ・デラーニ/ニコラス・ラピエール組)が総合優勝を飾った。
 
 2018年で第66回目の開催となったセブリング12時間レース。前日の予選と同様、晴天のなかで迎えた決勝は定刻どおり10時40分にスタートが切られた。
 
 予選で2番手につけたテキーラ・パトロン・ESMの2号車ニッサンDPiは、スタート直後から果敢に首位を狙い、1コーナーアウト側からポールスタートのスピリット・オブ・デイトナ・レーシングの90号車キャデラックDPi-V.Rに仕掛けていく。
 
 しかし、2台はクリッピングポイント付近でわずかに接触し、結果として2号車ニッサンがハーフスピンを喫する。最後尾まで落ちた2号車ニッサンは、このアクシデントによってギヤボックスに問題を抱え0周リタイアとなってしまう。
 
 一方、上位陣はGTデイトナ(GTD)クラスのフェラーリ488 GT3が横転するクラッシュによって導入された、今レース最初のフルコース・イエロー・コーション(FCY)中のピットストップで順位が変動。90号車キャデラックに代わってアキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05 DPiが総合首位に立った。
 
 その後、トップの7号車アキュラに、ウェレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.Rと22号車ニッサンの2台が混ざる形で、3台によるトップ争いが続けられていく。
 
 そんななか迎えたレース中盤、スタートから6時間を総合2番手で迎えた7号車アキュラが、マシントラブルにより突如ストップ。そのままリタイアとなった。アキュラDPiは僚友の6号車も7時間過ぎにマシンが止まってしまい、2台が揃ってリタイアを喫している。
 
 そんなアキュラ勢に代わって上位に進出してきたマツダチーム・ヨーストの55号車マツダRT24-Pは、日没後の9時間経過時は総合5番手だったが、10時間過ぎに3番手を走る90号車キャデラックがクラッシュしたことで総合4番手に浮上。
 
 さらに、このクラッシュによって導入されたこの日10回目のFCYのリスタート後には、コニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの10号車キャデラックをコース上で攻略し、表彰台圏内に割り込むことに成功した。

2018セブリング12時間レース スタートシーン。この直後2号車ニッサンDPiと90号車キャデラックDPiが交錯した。
マシントラブルでリタイアとなったチーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05 DPi
1994年のセブリング12時間で優勝したクレイトン・カニンガム・レーシングのニッサン・フェアレディZ(300ZX) 写真は同年のル・マン24時間で撮影されたもの。


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