IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップに参戦しているマツダチーム・ヨーストは3月17日、シリーズ第2戦セブリング12時間に臨み、55号車マツダRT24-P DPi(ジョナサン・ボマリート/スペンサー・ピゴット/ハリー・ティンクネル組)が総合6位、77号車マツダ(オリバー・ジャービス/トリスタン・ヌネス/レネ・ラスト組)が総合8位でフィニッシュ。2台が揃って完走を果たした。
開幕戦デイトナ24時間は、事前の準備虚しく両車リタイアという悔しい結果に終わったマツダチーム・ヨースト。前戦の雪辱に燃えるチームは、今戦も事前の合同テストに参加するなど万全の体制を整えてレースウイークを迎えた。
木曜のナイトプラクティスでトップタイムをマークするなど、良いカタチでセッションを進めていったチームは、77号車マツダが総合7番手、55号車マツダが総合9番手で予選を終える。
しかし、予選後の車検でレギュレーション違反が発覚。2台はタイム抹消のペナルティを受け、決勝はプロトタイプクラスの最後尾からスタートすることとなった。なお、車検不通過の原因は、ボディパーツのつなぎ目に、空気抵抗を抑えるための透明テープが貼付されていたためとアナウンスされている。
「暑さのせいでリヤタイヤがオーバーヒートし、ハンドリングは厳しいものになった」と語るのは、77号車マツダを駆り予選7番手タイムをマークしたラスト。
「しかし、僕らはレースペースでは満足できると信じている。特に(日が暮れて)気温が下がってからは、ライバルたちよりうまくタイヤを使えるはずだ。ミスをせず、安定した走りでクルマをチェッカーまで届けられるように頑張るよ」
また、マツダUSAモータースポーツ担当のジョン・ドゥーナン氏も「木曜夜のパフォーマンスを見る限り、今回は十分に戦える態勢にあると確信している」とコメント。低気温時のスピードに自信を窺わせた。