先日のファン-パブロ・モントーヤのル・マン24時間挑戦の発表に続き、同じく元F1ドライバーのポール・ディ・レスタも、ユナイテッド・オートスポーツの一員として6月のル・マン24時間デビューを果たすことが明らかとなった。
今季もDTMドイツ・ツーリングカー選手権でメルセデスAMGの契約ドライバーとして参戦するディ・レスタは、ユナイテッド・オートスポーツのLMP2マシン、リジェJS P217をドライブして伝統の24時間レースに初挑戦。同チームからELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズにレギュラー参戦するフィル・ハンソン、フィリペ・アルバカーキ組とジョイントする予定だという。
ディ・レスタ本人は、2018年に入って本格的なスポーツカー耐久カテゴリーへのデビューを果たしており、年初には北米最大のイベントでもあるデイトナ24時間にユナイテッド・オートスポーツから初参戦し総合4位入賞。同じくセブリング12時間にもエントリーし、ハンソン、ブルーノ・セナの代役として参戦したアレックス・ブランドルとともに総合5位のリザルトを残している。
引き続きIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップの耐久カップ、“ノースアメリカ・エンデュランスカップ”の次戦、ワトキンスグレン6時間にも出場するディ・レスタは「ユナイテッド(・オートスポーツ)のメンバー全員との信頼関係を継続して、ル・マン24時間に挑戦できるなんて最高のニュースだよ!」と、喜びを語った。
「ル・マン24時間はこれまでも常に注目していたレースだし、今は正しいタイミングでそれをする時が来たんだと感じている」と続けるディ・レスタ。
「セブリング12時間を経て、ふたたびフィル(・ハンソン)たちとサルトに行けるのは良いことだ。僕らのコンビネーションは成功を収めたし、さらにフィリペ(・アルバカーキ)との関係を続けられることにも興奮している」