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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.04.06 19:14
更新日: 2018.04.06 19:18

ポルシェ、WEC/ル・マンのオフィシャルカー提供を発表。新型SCは『911ターボ』

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ル・マン/WEC | ポルシェ、WEC/ル・マンのオフィシャルカー提供を発表。新型SCは『911ターボ』

 ポルシェは4月6日、WEC世界耐久選手権の“スーパーシーズン”および翌2019/20年のオフィシャルカー・サプライヤーとなったことを発表。同日、フランスのポール・リカールで行われているプロローグテストにおいて、セーフティカー仕様となった2台のポルシェ911ターボ・をお披露目した。

 WEC/ル・マンのセーフティカーは現在のシリーズが発足した2012年以降、V10エンジンを搭載する『アウディR8』が長年に渡って用いられてきたが、シリーズとアウディの契約満了に伴い、今季から同じドイツメーカーであるポルシェのフラッグシップモデルに置き換えられることとなった。

 今回の発表では、ポルシェとWEC/ル・マンとの間に結ばれたサプライヤー契約は3年とされており、シーズンで区切ると2018/19年に跨る今季に加えて、翌シーズンの2019/20年までとなっている。

 ドライバーは元F1ドライバーで4度のル・マン総合優勝経験を持つヤニック・ダルマスと、元GT3ドライバーのペドロ・コウセイロが務め、ダルマスが2シーズンで合計3回開催されるル・マン24時間レースで、コウセイロはル・マン以外のWECシリーズ戦で新型セーフティカーのステアリングを握る予定だ。

「セーフティカーは“ショー”の一部であると考えている」と語るのはWECのジェラール・ヌーブCEO。

「現時点では、トラック内で『ポルシェ911』よりも速く、オフィシャルカーに適したスポーツカーを見つけることはできなかった」

「今回の決定は、WECとポルシェが非常に密接な関係を築いている確かな証であると言えるだろう」

 また、ポルシェ・モータースポーツのフランク-ステファン・ワライザー博士は「2020年までの3年間、世界耐久選手権にセーフティカーをはじめとするオフィシャルカーを供給する機会を得られたことを光栄に思っている」と述べた。

 博士は「スポーツカーメーカーとして、オフィシャルカーに適切なクルマを見つけるのは簡単だった」とコメント。

「基本的にポルシェの生産モデルの多くは、サーキット走行に必要な特別な性能を有しているが、我々はそのなかからレースの手助けをするのにもっとも適した車両として『ポルシェ911ターボ』をセーフティカーとして選択した」

 WECオフィシャルカーサプライヤーとなったポルシェは、今回公開した2台のセーフティカー以外にもメディカルカーなど、同社の複数のモデルを含む合計16台のサポートカーをシリーズに供給していく。

ポール・リカールで公開されたポルシェ911ターボのセーフティカー
ポール・リカールで公開されたポルシェ911ターボのセーフティカー
ポルシェ911ターボ セーフティカー
ポルシェ911ターボ セーフティカー


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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