ニュルブルクリンク24時間レースの予選レースが4月15日、ドイツ・ニュルブルクリンクで行われ、6時間のタイムレースでメルセデスAMGチーム・ブラック・ファルコンの5号車メルセデスAMG GT3(イェルマー・ブールマン/トーマス・イエーガー/ヤン・セイファース組)が優勝を飾った。日本勢はTOYOTA GAZOO Racingの56号車レクサスLCが総合18位、SP3Tクラスに参戦するスバルテクニカインターナショナルの90号車スバルWRX STIは駆動系トラブルによりリタイアとなっている。
“世界一過酷なレース”“世界一の草レース”の異名を持つニュルブルクリンク24時間。その決勝グリッドの上位30台を決めるトップ30クオリファイへの進出権をかけた舞台のひとつである予選レースには、本戦に出場する多くのチームが参加。実に91台のマシンが15日(日)に行われた6時間レースに臨んだ。
ポールポジションを獲得したアウディスポーツ・チームWRTの8号車アウディR8 LMSを先頭にスタートが切られたレースは、最終盤まで接戦が繰り広げられた。
ブールマンの駆る5号車AMGは最後のピットストップを終了した時点で、トップ争うローヴェ・レーシングの99号車BMW M6 GT3とマンタイ・レーシングの912号車ポルシェ911 GT3 Rの前でコースに復帰。レース終盤にトップに浮上する。
先行を許した2台は5号車AMGを追撃していくが、912号車ポルシェはコード60(60km/h制限)の違反をとられ、35秒のストップ・アンド・ペナルティを受けてしまう。