4月19日、WEC世界耐久選手権は5月3~5日にベルギーのスパ・フランコルシャンで開催される2018/19WEC開幕戦スパ・フランコルシャン6時間レースのエントリーリストを発表した。
3月26日に公開された暫定版エントリーにおいて、カテゴリー最高峰クラスのLMP1をはじめ、LMP2、LM-GTEプロ、LM-GTEアマの4クラスから合計37台が出走することが明らかになっている今季のWEC開幕戦スパ。
多くのチームは先月時点で体制を固めており、ドライバーラインアップ等が暫定リストに反映されていたが、今回の最新リストでは公式テスト“プロローグ”前に一部のドライバーをTBAとしていた合計6チームの布陣が明らかになっている。
まずLMP1クラスでは、既報のとおりCEFC TRSMレーシングが、6号車ジネッタG60-LT-P1・メカクロームにオリバー・ターベイを迎え、オリバー・ローランド/アレックス・ブランドル/ターベイ組というラインアップを確定させた。また、僚友の5号車ジネッタについても暫定版ではクリスチャン・ロベルトソンとマシンをシェアする2名がTBAとなっていたが、デイン・ストーンマン、レオ・ルーセルが名を連ねている。
これと同様に、オリバー・ウェッブのみが登録されていたバイコレス・レーシング・チームは、昨シーズンも4号車ENSO CLM P1/01・ニスモをドライブしたドミニク・クライハマーを起用。さらに、2018全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦オートポリス、第3戦SUGOにピエトロ・フィッティパルディの代役として参戦することが決定したトム・ディルマンをチームに迎えている。
ミカエル・アレシン、ビタリー・ペトロフを擁すSMPレーシングは、11号車BRエンジニアリングBR1・AERに第3ドライバーを起用せず。2名体制で6時間レースを戦う予定だ。
LMP2クラスでは今季、フル参戦を取りやめたGドライブ・レーシングが3人目のドライバーにアンドレア・ピッツィオーラを加え、ロマン・ルシノフ/ジャン-エリック・ベルニュ/ピッツィオーラ組という布陣が完成。
昨年のル・マンで総合2位、3位を獲得したジャッキー・チェン・DCレーシングは、38号車オレカ07・ギブソンの3人目にステファン・リケルミを迎えたほか、37号車オレカ、38号車オレカともにこれまで未発表だったタイヤメーカーがダンロップになることが明らかになった。